3/31/2024, 12:56:11 PM
『紙飛行機』
紙飛行機 なにも言わずに飛んでいる 感情を背に乗せて 誰かの幸せを想ってる 海なんて山なんて
簡単に超えられたらいいのに だのに、ビル風にやられて アスファルトに突っ伏した まだ知らないことばかりなのに 雲は悠々と浮かんでいるのに
3/30/2024, 1:53:55 PM
『命と出会う』
春なのに秋色のボーダーシャツが縮こまっている
目が渇くほど 色々なものをみてきた 何も知らないわけじゃない まる虫になって転がってみる 坂道の戦慄は言葉に喩えようもない この想いも果てには堆肥になる そしてまた命と出会う
3/29/2024, 11:51:38 PM
『三月の終わり』
今、本を閉じたのに 始まりの匂いがする 指折り数えて三月の終わり 振り向けば 小さなしあわせ紡いでた なるたけ嘘のないように 淡々と淡々と 季節を超えて揺らいでた
3/29/2024, 3:01:51 PM
『時が紅潮している』
大粒の涙なんて暫くぶりだな こんな時フローリングが鏡のように煌めき光る 時計の針 30分が永遠 時が紅潮している
3/27/2024, 11:14:11 AM
『教えてほしい』
いつもの道 いつもの駅 人々 また人々 雨も降るし 朝も夜も来る だけどこの世界は繭の中だった
曇天が破れた時 何がある? 宇宙の誕生 はたまた
ただの夢なのか 曖昧な私が珍しく答えを求めて歩いてる 教えてほしい 教えてほしい