10/23/2023, 2:33:01 PM
『蒼すぎる世界に』
海も空も絵の具も声も 季節の風に混ざり合って 新たな色になろうとしている 一目みたら青 深さに気づけば蒼すぎる 跪く世界の胞子 青だけの世界で
10/22/2023, 2:58:13 PM
『ミニマリストの孤独』
必要最低限を手のひらに それさえもいつのまにか消え去って 冬の切符も失った マフラーは何故捨てた? 整理じゃなくて捨てたんだ 醒めた後に気づく
この孤独 いつも いつも同じなんだ 衣替えを待つ服も無く 暫く途方に暮れている
10/21/2023, 2:52:30 PM
『呼べよ、ハスキー』
時間にはブレーキが無い 金切り声で叫んでは 危ない橋を叩いて渡る 掠れた声は氷河に響く オーロラのコントラスト 皺がくっきりと 美しい刻印 生きているって素晴らしい
10/21/2023, 6:57:40 AM
『鋼のスローガン』
ぎらぎらする街並みを隣りにおいて 珈琲キャンディをひとつ 群衆一人一人の唇が皆同じ理念を口にする様は気味が悪い キャンディが鋼の味になる前に私はここを出ていくよ 火薬の薫り 白線踏んだら 一番に君を迎えにいくから そう、必ず。。
10/19/2023, 1:39:54 PM
『人工島から』
人工島から勘違いの嵐が吹いて 話はますます噛み合わない 硝子が割れる 鋭利になって こっちを見てる 言葉だけでのやりとりでは生きている間に私たちが出会うことは無いだろう ああ、海が見えないほど
に高い壁に囲まれている