9/28/2023, 1:44:05 PM
『グッドバイ』
交差点 雑踏 それぞれの物語が交わることは奇跡に等しい そんな奇跡を越えた二人にも別れはやってくるんだね さよならと手を振って 夜な夜な数式を解いている 理路整然とすることで心の穴を埋めている
あれだけ愛した散文詩 最初の一行も思い出せない
響いているのは グッドバイのリフレイン いつか必ず忘れるだろう 私はそういう生き物だから
9/27/2023, 1:33:33 PM
『冠水間近』
私の涙腺 冠水間近 涙溢れる 雨の午後 通り雨で
済めばどんなにいいか 雨は降る 降り続ける
哀しみってなんだろう 感情線は廻り廻るサーキット
さようなら その一言がはじまりだった
9/26/2023, 1:31:39 PM
『秋の止まり木』
涼しくなって秋風 立ち止まって考える やみくもに飛び続けても 音速の壁 ぶつかり落ちてしまう
散りゆく美学もあるでしょう ただ、私はひと息つきたい 星になれなくても 名前がなくなっても
それでいい それを望んでいる
9/25/2023, 8:59:08 PM
『街は水色』
街は水色 シャボンに溶ける街並みは 気持ちを洗濯してくれる 覚えてる いつかカメラに納めた この街のこと 君は記憶を逆手にとって遊んでる 私はその中で思い出に支配されている
9/24/2023, 4:43:42 PM
『シューゲイザー』
朝は途中でやめた塗り絵のようで 不完全な灰色だ
灰色を纏って街を歩くんだ 鞄の中身はLOVELESS
轟音の中に静けさをみた 嫌なことはね特に無いんだ
下を向いてるのは落ち着くからだよ 交差点を行く
相変わらず自分の足下を眺めながら