8/20/2023, 7:37:49 AM
『雨を降らそう』
吾亦紅が窺う 空のご機嫌 あめが降れば 池でとんぼがダンスをするだろう だいぶ前から晴天晴天 記憶違いもあったかな? 空模様を記したノートは案外無いものだ シャーペンの芯が潔く折れた時 少しばかりの雨が降るだろう
8/18/2023, 3:52:49 PM
『水たまり』
夜空のおぼんは鏡じゃないか 写っているのはただの僕 白雪姫じゃありません ただの僕 雨が上がって
水たまり できたばかりの水たまり 水面をみれば
これもまた 立派な鏡なんじゃないかと思いつく
ここにもやはり僕がいる 紛れもなく僕がいる
8/17/2023, 1:01:00 PM
『メダカの卵』
財布の中に2週間前のレシートがしわくちゃになっている 君と買ったソフトクリーム コンビニエンストストアのソフトクリーム 思い出して笑った しわくちゃになって笑った 財布の中から可愛いやつが生まれてきたみたいな2週間後だ
8/16/2023, 9:32:23 PM
『クリームパンが好きすぎる』
糖分の聖域の中にいる 今、たった今 あの形が恋しいのだ あの坂道のパン屋まで一直線 後ろめたさはとうに忘れた 太陽も月も 置いてきた 3時のおやつはまだあった
8/15/2023, 2:23:02 PM
『海にぽっかり』
なんらかの不可抗力でうみにぽっかり浮かんでしまう
沢山の夕暮れを見た 見過ごした 僕の憂いも喜びも
陸の方々には伝わらないんだろうなぁと思いつつ
またもやぽっかりしてしまう 夜の海はただ真っ暗
北極星を見つけた先人に畏敬の念を抱いてる