人からの刺激に感情を震わせて、いつも不甲斐なさに涙を零しちゃうくせに、人からの優しさに温もりを感じて、必要以上に嬉しくなって舞い上がる自分が、今日はまた一段と滑稽に思えた。他人の軸で生きている。横にいる人間が笑っていることをいちいち確認して、それから私も笑える。笑ってもいいんだ、と思える。自分に制限をかけているのは私。それはとてもよくわかっている。いつも、私ばっかり格好悪くて恥ずかしい。殻を破って、ありのままでいられる、そんな架空の世界に逃げだしてしまいたい。
猫や犬、鳥類、齧歯類などの動物は可愛いのに、どうして人間は可愛くないんだろうとよく考える。自分を含め、人の卑しいところが目につくその度に憂鬱な気持ちになっては、人間って可愛くねーな!と邪推してしまう。自己と他者に対する無意識な優しさの強要。だいたい私は自分に対しても、世界や人に対しても、特段に理想が高すぎるのだ。疲れる要因がここにある。
追記
いつも、生乾きの洗濯物のような文章でごめんなさい。
毎日、日記を書いている。
紙のノートをめくれば、乱文乱筆に感情が高ぶったあの日の出来事が記されていたり、心穏やかに過ごせたであろう柔らかい言葉が紡がれていたりする。どんどん分厚くなってノートを見返している時が、なんだか楽しい。クヨクヨ悩んでいる時に、日記を読み返してみれば大抵同じことでクヨクヨうじうじしているし、嬉しいことがあった時には、見事なご満悦面がイラストでニッコリと示されている。我ながら面白くて、豊かな内面をしているなと思ったり。
人の日記を覗いてみたい。
どんな風に世界が見えているのか、知りたい。
出会うことも、知ることもない人の密かな暮らしを覗いてちょっぴり応援したい。それから安心したい。
ひそかに、あなたの知らないどこか遠くで、日々頑張っているあなたを応援しています。きっと、出会うことはないでしょう。それでも、見えないあなたを見えないところから応援しています。どうしようもなく鈍感なこの世界にも、味方がいることを忘れないで。
今日のお題『あたたかいね』
あたたかいでいえば、私は暖房でエアコンを使うよりも、ファンヒーターや丸型ストーブで暖をとる方が好きだ。昔から冬になればファンヒーターを使う家なので、灯油の匂いを嗅げば、冬が来たなぁって実感するし、ストーブは周りがじわぁ…と暖かくなっていくのが堪らない。なにより丸型ストーブは見た目がとても可愛い。
最近のマイブームは、丸型ストーブの周りにキャンプ用の背もたれがある椅子を並べて、プロジェクターで映画を見ることだったりする。ストーブでじんわり温かい足元に、膝の上にはもっとぬくぬくな愛猫。
「重いでしょ」なんて悪態つきながらも、口角はゆるゆるになってしまう。こんな幸せ空間に、優しい甘さが持ち味のケーキなんてあったらもっと最高だ。
心も身体もあったかいね〜