『どうしてこの世界は』

　上には上
　この偏差こそ
　堕落か

　下には下
　この快楽とて
　堕落か

　それは、
　どうしてなのか、

　生きる意思
　すべてが
　その長さの
　割り算で
　この世界を
　定義しきっている

　だけど、
　どうしてもなのか、

『君と歩いた道』

　わかれの
　季節だね

　だめだよ
　みんなで
　肩並べて
　歩くんだ

　いやだよ
　良いこと
　辛いこと
　話すんだ

　もう一度
　もう少し
　話ながら
　歩くんだ

　もう一度
　もう少し
　笑いつつ
　歩くんだ

『夢見る少女のように』

　みんな
　そらをみる
　たまに
　みることも
　あるけど
　それもいい

　だってさ
　のべのはなびらを
　ごらんなさいよ

　ほらねぇ
　とりのあこがれを
　おもってごらん

　あぁすべてが
　かがやいているね

　いつまでも
　ねころがりそらを
　みていたいものだ

『さあ行こう』

悲しみから
浮き上がれ

なにもいらない
敵視も夢も綺麗言も
必要じゃない

このまま、
いまのまま、

さあ行こう！

『水たまりに映る空』
　
　すべてが真逆に
　映っている世界
　それが現実だと
　思い込んできた
　全然、違ってた
　水たまりの中に
　天地反転はなく
　空だけが蒼々と
　一層輝いている