『静かなる森へ』
ほんとわね
どっちでもいいのだよ
ゆめをみるかい
かなしくなるかい
わかものがいて
おとしよりがいるし
こどもがいて
あかちやんもいる
きはなにもできない
でもねあめもふれば
おひさまもあたるし
むしやことりもくる
ほんとわね
いそがなくていいのだよ
ゆめをみるかい
かなしくなるかい
おかねもちがいて
まずしいひとがいるし
おかねいらないひとも
ほしくてたまらないひとも
きはなにもできない
でもはっぱもつければ
ひかげもできるし
かぜのおとをしらせてる
きはいいな
ほんとにきはいいな
きはいつもみちている
『夢を描け』
ひとくちふくみ
ゆめをみる
きみのすがたの
かすみよう
のはらあゆめば
ひのしたで
いしのでこぼこ
かさなりぬ
いろとりどりの
おほしさま
ひとくちふくみ
まぶたとじ
きみのすがたの
かすみよう
よいのしじまの
てんじょうは
もくめぐるぐる
おもいやむ
とほくひさしき
きみのこえ
ひとくちふくみ
ふりかえる
『届かない.....』
ああ届かない
我心の丈では
届きそうでも
もう届かない
そうとすれば
何とかしなよ
ならぬ夢など
どこ吹く風だ
夜のやみ間を
駆け行く列車
ガタンゴトン
とそう言って
車窓に浮かぶ
おのれの顔の
ぼんやり眼に
そう息吹いた
『木漏れ日』
あなたの言葉が
光りを浴びて
ふぁふぁと降りてくる
青空から届いた
夢のメロディー
木漏れ日模様まだら道
涙を溜めてた君のよぅ
あなたの匂いが
蝶々のように
ひらひらと降りてくる
そよ風から届いた
夢のメロディー
木漏れ日模様まだら道
涙を溜めてた君のよぅ
『ラブソング』
もし時が
後戻りするのなら
出会いはいつも
高鳴る気持ち
もし
きのうに
戻れるのならば
きのうも
君を想っていた
もう
僕ひとりでは
やりきれなくて
きみを見つめたい
きみを包みたい
きみと歩きたい