3/26/2025, 10:18:54 AM
『七色』
きみはね...
僕の憧れ
決して
手繰れない
七色の糸
でも...
仄かに
瞬いてたんだよ
憧れは
真実
小箱の中の
押し花のように
3/25/2025, 11:12:35 AM
『記憶』
僕はあの子と繋いでた手を離した
おさないの頃の後悔
僕は意中の娘に突然待ち場所を告げ
ひたすら待ち続けた
十九のせっかち
(来るわけないのに六時間待って帰った‥)
僕は恋い焦がれた歳上の女と落ち延び
暗闇の世界に沈んだ
二十代の嘆き
僕は疲れきった年下の若妻を奪いとり
また暗闇の中に置き去られた
三十代の失墜
…その僕がよ‥恋歌とはね‥
いとおかし… かな
3/24/2025, 12:24:08 PM
『もう二度と』
あなたは
裁かれた
下僕たちは
永遠に傍観している
でも..そうなのか
否。
花は何のために咲く
その美
その時
鳥の為にではない
虫の為でもない
彼らには見えない
奴らにも見えない
何を示すのだ
安らぎか
慰みか
否。
いつからか
人の死を
恐れている
失うことが多過ぎる
もう一度会える
約束など
誰もしてくれない
愛していてもか
否。
3/23/2025, 10:47:12 AM
『雲り』
雲り硝子窓の向こう
空から降りてくるのは
深々雪音の切なさ
冷たい小窓に 頬寄せて
溜息ついて感じてるよ
あの花にもあの川にも
同じ季節が来てるのね
もういつになく冬景色
雲り硝子窓の向こう
空から降りてくるのは
深々 雪音の切なさ
凍った窓に手を重ねて
涙流して見つめてるよ
あなたにもあの街にも
同じ季節が来てるのね
もういつになく冬景色
3/22/2025, 10:31:43 AM
『bye bye…』
さいごのみちは
かあてんゆれる
ふるいろうかの
ひとすじのみち
ぴたぴたぴたと
あゆみすすまん