2/10/2025, 10:32:01 PM
『星に願って』
輝いている君を
友と思わるるまで
見つめていたく
時の微妙よ切なさよ
満天の星に問いて
…
夕暮れ時の
山の影
人々の姿は
小さくて
家の明かりが
灯ります
でも、
いつまでも
星を数えて過ごす子らも
いるのですよ
夕暮れ時の
月明かり
人々の姿は
小さくて
家族の語らいが
聴こえます
でも、
啜り泣きながら
星に話し掛ける子らも
いるのですよ
2/9/2025, 11:36:59 AM
『君の背中』
春はね
前を見て
前だけを見て
凍えつつ
めざすものだよ
そうすればね
君の背中で
過ぎし日の
温もりを
感じとれるのだよ
でも...春は
そんな年頃の
蜃気楼なのかも知れない
だから
永遠だと思うのかも...
だから
切なく過ぎるのかも...
2/8/2025, 11:04:34 AM
『遠く....』
僕は静かに
言葉をかける
空で煌めいている
遠くのきみへ
涙は語り尽くせぬ感謝に
なり得たのだろうか
でも嘆きは我が思いの
至らなさでしかなかったね
もう時は過ぎてしまったけど
いつまでも愛しているよ
2/7/2025, 11:31:28 PM
『誰も知らない秘密』
いちばん小さな言葉を
散りばめてみる
言い出せなかったこと
とても辛かったこと
空いてたノートの隅っこに
豆粒みたいに書いてみたりして
いつの間にかあちらこちらで
笑ったり、ふざけてみたり…
誰も知らない ヒ、ミ、ツ
2/6/2025, 11:31:57 AM
『静かな夜明け』
きみは素敵な背広をまとい
夢の中で待ってくれている
そして、夜明けになる前に
朧ろとなりつつ口笛ふいて
おもいでの中に帰ってゆく