『旅の途中』

どこに行こうとして
いたんだろうか…
何度か道が分れてたけど
こっちで本当によかったのかな
さてどうしょうか
ああお腹がすいたよ
周りは山影だけが続いてる
星を見ながら歌でもうたおうか
半端なく寒くなってきた
ひょっとして誰も居ないの
よーしこのまま歩こう！
朝にはきっと誰かと会えるさ
ちょっと笑っても大丈夫そうかな

『まだしらない君』

ひとばんふたばん
ゆめにうなされて
ゆううつなわたし
わかれたくないよ
まだしらないきみ

『日陰』

日向があれば
日陰もある
しんみりとなっては
やっとかざす手
かなしくなっては
さっと広げる手

日陰になれば
日向を思う

頬たたき

帽子かぶって

笛を吹く

扉閉まれば

唸る風音


『帽子かぶって』

あの時の僕はね
虐められていたのにさ
ああ…遠くばかり見ていたよ
ほんの小さな勇気すら
自分の中になかったんだ