星に包まれて
どうしても辛くなったら
プラネタリウムに行けばいい
宇宙の広さを感じれば
地球はおろか自分の悩みなんて
ちっぽけに思えて
ぜんぶ馬鹿らしくなってくるから
隣町の図書館に小さなプラネタリウムがあった
自転車で川を渡り
高速道路の下をくぐり
10代の頃に通った懐かしい場所
山で満天の星を見たこともあるけれど
星の見えない明るい街で育った私は
人工の星々に包まれた時のほうが
なんだか深呼吸できるみたいだ
静かな終わり
終わりは突然訪れるような気がする
あれだけ心も身体も振り回された人との終わりは
どんなだったか思い出せないぐらい突然だった
よく考えれば前触れがあったのかもしれない
こっちもそろそろ限界かもと感じていたし
なんだか毎日疲れていた
あの時かなり無理な働き方をしていたにも関わらず
しょっちゅう会って話して
ずっと上手くいくはずだって思い込んだあげくの終わり
けれど終わってみれば次のドアが開いた
仕事を変え、夢中で働き、いろんな人と話をした
終わってみれば
何もなかったかのように心が静かになった
祈りを捧げて
何かに祈ったことはないし
これからも何かに祈ることはないだろう
いつだって未来は予測できないもので
思い通りに物事が進むことのほうが稀だ
むしろ良い予想より悪い予想のほうが当たる確率が多いのは私だけだろうか
自分のことばかり考えている私は
誰かのために祈りを捧げることはできないけれど
音楽を聴いた時にふと「祈り」を感じることがある
言葉では上手く言い表せないけれど
上辺だけではない慈愛に満ちたメロディー
それを感じた時は少し世界に優しくなれるような気がする
遠い日のぬくもり
椅子に座っていると膝によじ登ってくる
床に座っていると背中に飛びついてくる
外に出ると自分が行きたい方向へと手を引っ張っていく
少し高い体温
小さい手のひら
そんなぬくもりを懐かしむ日はそう遠くないかもしれない
揺れるキャンドル
アロマキャンドルを買ったものの火を着ける道具が無いことに気が付いた。
数日後、買い物に出た際に100円ショップで使い切りのライターを買ってきた。
火をつける道具を持っていなかった。
キャンプもしないし、花火もしないし、ケーキにろうそくをつける事もしばらくしていなかったことに気づく。
アロマキャンドルを楽しむ余裕ができた日々。
今年のクリスマスはキャンドルの灯りでごちそうを楽しもうかと思う。