待ってて
何かを待って欲しいことなど
今はひとつも無いかもしれない
昔は何もかも自信がなくて
何かに追いつきたくて
もうちょっとしたらできるようになるから
あと少しだから待っててと
自分に言い聞かせていたように思う
もう焦らなくて良くなったし
自分への過度な期待も消えた
それは諦めとは少し違う
凪のように
季節が移り変わるように
何も待つことなく
さらりと生きたい
伝えたい
聞きたいことより
伝えたいことが
多くなったら
一度立ち止まったほうがいい
意見の押し付けになってないか
自分の経験ばかり話していないか
聞いて聞いてと思う時ほど
面倒くさい人間になっていないか
たぶん本当に伝えたいことは
ほんの少ししかないから
旅路の果てに
人生は旅と言われるけれど
あまりそうは感じない
生まれ育った地域から
そう遠く離れた場所に
住んだことがないからかもしれない
旅路の果てというのは
老後の住まいだろうか
最後はひとりになるだろうから
どう生きていくかは
いつかは決めないといけないだろう
その最終地点を
居心地のよい場所を
自分で作れたらいいなと思う
ミッドナイト
レイトショーに何度か行ったことがある
映画が終わって家に帰り着いたら真夜中
朝が弱いから翌日が休みの日だけのお楽しみ
ゆっくり湯船に浸かって映画の内容を反芻し
次の日の昼まで眠る
今思えばすごく贅沢な時間を過ごしていたなと思う
ひとりでも誰かとでも
たまに訪れる特別な時間
タイムマシーン
タイムマシーンがあれば
未来の自分を見に行けるのにと
思ったことがある
将来がなかなか描けなくて
自分で決めないといけないことばかりで
あの頃の自分はその時生きているだけで
精一杯だったんだろう
今は自分で選べる選択肢があるなんてラッキーだし
未来の自分もなんとか楽しく生きてきているさと
思えるようになった
未来は見えなくてもいい
辛かった過去にも戻りたくない