あなたのもとへ
拝啓 .
遠くにいる貴方へ。
小さい頃からずっと一緒。
隣で歩けば手を繋ぐ。口を開けばバカ話。
素直でバカ正直。嘘なんて下っ手くそ。
けど、... それは私の勘違いで。
貴方はすごく嘘が上手。
笑顔でいつもみたいにハイテンションで嘘をつく。
けどね、私にはその特技、見せないで欲しかったな。
最後に貴方と話した日
「お前俺のこと好きすぎるからって
どこまでも着いてくんなよ? 笑」
ごめん。私も嘘ついちゃった 。
「うん、分かってるよ笑」
これで、お互い様だね。
また、隣で手繋ぎながら歩いて、バカ話、しようね。
今から行くよ。あなたのもとへ ___
fin .
あの夢の続きを
____ 綺麗な海で 出会った貴方
整った顔 、可愛らしい笑顔 、優しい声 、ゆっくりした話し方
話せば話すほど 気が合う 。好きな物も 、趣味も 、同じ。
貴方と過ごす時間は 今までにないくらい楽しかった。
まるで 、初めて会った気がしない 。
ふと、貴方が切なそうな顔をするもんだから、
貴方の頬に向かって手を伸ばして触れようとする ___
私の手は空を切る。目の前は、真っ白な天井。
私が手を伸ばしている景色。
あぁ、夢だったのか 。 あの彼とはもう会えないのだろうか。
ずっと頭に残る彼のシルエット。
どこか、初めてじゃない、会ったことがあるような感覚。
私は貴方と会ったことがある?どこで?貴方は一体?
教えてほしい。夢の中でもいい。また彼に会いたい。
お願いします。もう一度あの夢を ____
____ 目の前には綺麗な海が広がっている。
fin .
ありがとう、ごめんね
沢山愛をくれて。ずっと一緒に居てくれて。
笑わせてくれて。慰めてくれて。
何があっても離れないって言ってくれて。
愛してくれてありがとう。
それを返せなくて。約束破って。
離れていって、ずっと一緒にいれなくてごめんね。
泣いてくれてありがとう。
... 泣かせてごめんね。
夢と現実
目を閉じて眠るといつも笑顔で話しかけてくれる。
優しい声で無邪気な笑顔ででもちょっと意地悪で、
そんな貴方に私は、
「私貴方のことが____」
いつも同じ時に目を覚ます。
周りを見ても外を歩いても貴方に会うことは無い。
私は夢の中でしか貴方に会うことができない。
また眠りについても同じことの繰り返し。
また、自分の気持ちを伝えれない。
いつか伝えれる日がくるのだろうか。
それとも、伝えれない運命なのだろうか。
目を閉じる時、目を覚ました後
必ず頭に浮かぶ。私が伝えようとする瞬間
貴方は切なく哀しい顔をしているのは、
きっと気の所為。
光と闇の狭間で
誰に対しても笑顔で、明るく、共感しながら
優しい人を"演じる" 私。
すぐ顔に出る、愚痴なんて山程、最低なこと考えてる
性格の悪い"隠れた" 私
苦ではない。ただ、
この"どちらでもない" 私 は
優しくしてる人も受け入れてくれる人もいない
味方も敵もいない
ずっと孤独
どっちかの私だけだったら
優しくしてくれる人も受け入れてくれる人もいたのかな
... なんてまた、考えても意味無いことを繰り返してる