7/1/2023, 2:28:48 PM
雨の音が好きだ
雨音は優しい
ここにいていいというワルツを歌ってくれる
日差しを隠してしまうけれど
いつだって日差しの下にいたいわけじゃない
だってあんなに紫陽花が
地面が
草花が
木が
たくさんたくさん喜びを感じてる
雨音にわたしの歌を重ねる
そっと口ずさんだ悲しみも涙も
雨音のワルツと共に流れてく
6/30/2023, 10:58:54 AM
毎回この人だったんだと
思っても千切れる糸は
一体何色だったんだろう
赤い糸だと信じて疑わなかったこともあれば
これは黒に違いないと途中でちぎった糸も、
ちぎられた赤かったはずの糸もあった
でもきっと
元から赤い糸はないんだ
2人の血の色がだんだん染み込んで
だんだん赤く染まって
そしてここにいるんだ
いつだってそれは努力していなきゃ
赤いままじゃない
6/28/2023, 2:19:50 PM
祭りの後みたいな
夏の夕暮れ
泣いた赤鬼の涙みたいな
夕日が切なくて
どうしてあの時
もっと素直になれなかったんだろう
もう忘れてた気持ちが蘇る
カラスたちが帰ってく
わたしも帰らなきゃ
どこに?
本当は帰るところなんてないんじゃないかな
そんなセンチメンタルを
楽しめるほどまだ大人じゃなかった