ジャングルジム
幼い頃は、大きな家など沢山のものに見立てて遊んだが、成長してみると案外小さかったことに気が付いた。
声が聞こえる
私の体験談でもしようか。
中学生の頃初めて吹奏楽と言うものを聞いた時、私の頭の中で衝撃が走った。この世の中に美しいものがあるのかと思った。それがやりたくて、親にも言うのも忘れ勝手に入り、自分がやりたい楽器は出来ずに細々と練習していた。
時は流れ、高校になり周りとうまく馴染めずやはり、楽器を細々と練習。この時だけが癒しだった。心の拠り所だと思っていたのに、気分転換にジュニアのオーケストラのオーディションを受けた。ジュニアと言っても甘く見ちゃいけない。本当に皆上手く、音楽科の高校だの親が演奏者だの、私からすれば知らない生き方をしてきた子達が沢山いた。私は特に高校は音楽科と言うわけでも無いので普通に落ちると思い、初オーディションと言う怒られるが、記念感覚で受けたのだが見事に受かったらしく初めてオーケストラの練習に行った。またもや、私は音楽に取りつかれた。いやだな、いやだな、辞めれないじゃない。音楽の声が聞こえて、仕方がない。私をどんだけ音楽の世界を覗かせる気だ。
秋恋
私は余り人を性的に好きになったことが無いため、世間知らず故かこの言葉をはじめて聞いた。涼しくなって人肌恋しい季節に始める恋らしい。
私の友人の話をしようか。若さ故か、皆彼氏だ彼女だ、皆おるから私も私もと、雛のように泣きわめく。私からすれば、恋人を求めてる間はまともな人は誰一人寄ってこないもので、互いの利害が一致してる何となくの組み合わせの人間が晴れて恋人になる。これは、恋人と呼ぶものだろうか。私からすれば、それはお互いを道具と思っているのも同然だろう。恋人が欲しい、恋人が。相手は誰でも良いのかい、どんなに嫌なやつだとしても、良いのかい。と問いただしたい。