3/15/2025, 1:17:47 PM
歩いていた私の脇を突風が吹き
一瞬で駆け抜けた
その後の3週間で
週1回見かけた黒い蝶々
この胸騒ぎはなんだろう?
どうか気のせいでありますように
『心のざわめき』
3/6/2025, 12:47:04 PM
それは夏の花火の後の焦げた匂いだったり
それは茹だる暑さの合間の涼風だったり
それは紅く色付いた綺麗な葉だったり
それは夕暮れの少しの肌寒さだったり
それは淡く光る白い雪の粒だったり
それは底冷えするぐらいの強烈な冷気だったり
それは大陸からの黄色い砂の粒だったり
それはうららかな春の訪れだったり
『風が運ぶもの』
2/16/2025, 12:57:20 PM
カーテンの隙間から差し込む朝日に
気がついて目を開いた
目覚まし時計を見る
仕事が始まる時間だった
『時間よ止まれ』
2/14/2025, 4:41:04 AM
下を向いて静かに涙を零している
その背中をしばらく見守っていたけれど
たまらなくなって、つい
その手を握って寄り添ってしまった
突然のことに驚く君
それでも僕は君の
どんな気持ちにも
寄り添いたいと思うんだよ
『そっと伝えたい』
2/4/2025, 11:41:46 AM
忙しい日々の合間に準備を重ね
ようやく今日のこの日を迎えられた
普段より着飾った僕
きっと、もうすぐ現れる君も
とても綺麗なんだろう
ほんの少しの緊張と
たくさんの喜びに、心が溢れている
背後にあった大きな扉が開いて
現れた君
これから先をともに生きる
君に捧ぐ
『永遠の花束』