3/27/2025, 6:43:15 AM
一生懸命やっていたはずだったのに
何もかも無くなった
それでも時間は無情に進むから
毎日の生活に必死だ
足早に歩いていた
街中の一角に目が止まる
どこかの幼稚園の
子どもが書いた絵が並ぶ中に
虹のかかった晴れやかな空の一枚
今の僕にも、また
橋はかけられるんだろうか
『七色』
3/15/2025, 1:17:47 PM
歩いていた私の脇を突風が吹き
一瞬で駆け抜けた
その後の3週間で
週1回見かけた黒い蝶々
この胸騒ぎはなんだろう?
どうか気のせいでありますように
『心のざわめき』
3/6/2025, 12:47:04 PM
それは夏の花火の後の焦げた匂いだったり
それは茹だる暑さの合間の涼風だったり
それは紅く色付いた綺麗な葉だったり
それは夕暮れの少しの肌寒さだったり
それは淡く光る白い雪の粒だったり
それは底冷えするぐらいの強烈な冷気だったり
それは大陸からの黄色い砂の粒だったり
それはうららかな春の訪れだったり
『風が運ぶもの』
2/16/2025, 12:57:20 PM
カーテンの隙間から差し込む朝日に
気がついて目を開いた
目覚まし時計を見る
仕事が始まる時間だった
『時間よ止まれ』
2/14/2025, 4:41:04 AM
下を向いて静かに涙を零している
その背中をしばらく見守っていたけれど
たまらなくなって、つい
その手を握って寄り添ってしまった
突然のことに驚く君
それでも僕は君の
どんな気持ちにも
寄り添いたいと思うんだよ
『そっと伝えたい』