夢芽

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5/14/2024, 12:54:21 PM

5日目

僕は何処を歩いているのだろう

いつからか足元が見えなくなった
正しさの上を歩いていたはずなのに
優しさの上を歩きたかったはずなのに
いつしか人の波に押され道に迷っていた

だから僕は一生懸命人波を抜け出した
自分自身の道を歩くために
自然体の自分でいるために
弱々しくも心になびく風を感じ
感情の赴くままに歩いていきたい

5/11/2024, 2:13:58 PM

4日目

愛を謳って哀を詠った
iを嘆いて愛を叫んだ

僕らの世界ただただ曖昧
変わり映えのない虚ろな世界

交わることない僕らの未来
分かち合えないことに後悔

やるせないのは僕だけかい?

恋に恋して来いと願った
故意に恋して愛を願った

5/9/2024, 12:39:08 PM

3日目

「私」が生まれたのは中学2年生の頃だ
言葉を綴りたかった私は何気なくとあるアプリを始めた
画像に文字入れをするアプリ
それは詩や歌詞画の多いInstagramのようなものだ
そこで私はとある人と出会った

名前も知らない彼女
彼女は優しい言葉を綴っていた
儚い詩を詠んでいた
「私」の「姉」になってくれた

何不自由なかった子供時代
それでも「私」の居場所は彼女の傍であった
彼女の言葉が私を救ってくれた
掬いだしてくれた

彼女は今何をしているだろうか
もしかしたらもう何処にも居ないのかもしれない
それでも彼女に届けばと
かつての私のような誰かに言葉が届けばと
今日も拙い文章を綴っている

5/8/2024, 12:53:59 PM

2日目

1年後、そう言うと少し先のことのように思える
365日後、そう言うと意外と近いように思える

地続きの今日、繰り返される毎日
今日とさして変わらないであろう明日
代わり映えのないいつもの日々

あぁ、きっと1年後の僕もきっと同じだ

5/7/2024, 12:35:48 PM

1日目

初恋、それは一目惚れだった
それは憧れだった

2つ上の先輩、大きな背中
滑り落ちる私を守った大きな手

恋に落ちるのは一瞬だった
恋心が無くなるのも束の間だった

それでも、今なお彼のくれたぬいぐるみを
彼の好きだった数字を私は大切にしている

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