君と最後に会った日のことを
私は1日たりとも忘れられずにいる
君が私の前に現れたことによって
私はじめて屈辱というものを味わった
君が現れるまで私はつねに1番だった
テストの点数でも足の速さでも
私に勝てる子なんて一人も居なかった
なのに君は私を易々と追い抜いていった
私のことなんて眼中にないみたいに
私じゃ君の背中を捉えることすらできなかった
私は自分がいかにちっぽけな存在であるのか思い知った
けれど君はある日突然居なくなった
周りに何も言わずに遠くへ引っ越してしまったらしい
まるで君なんてはなから存在しなかったかのように
私の非日常は終わりを迎えた
君はきっと私のことを覚えてないのだろう
それでも私は最後に会った君の姿をずっと
忘れることなんてできないのだろう
この胸に空いた穴は一生塞がらない
毎日毎日お世話をしていたのに
あなたはどんどんさの鮮やかさを失って
最後には枯れてしまった
遥かに短く儚い命
それでもあなたはキレイだった
私もいつかはあなたのように枯れてしまうのだろう
最期はあなたみたいに美しく散れたらいいな
僕は見てしまった
1年後の今日の日に君が死んでしまう未来を
脂汗が額に浮かびぜぇぜぇとした荒れた呼吸を落ち着かせながら今見たことを思い返した
僕は確かに見たのだ
横断歩道の中に立つ君と伸ばされた手を
君の目は確かに僕を捉えていた
その手は僕に届かないまま宙に取り残されていた
今までこんな夢を見ることなんて一度だってなかった
僕に未来を見ることができるなんて特別な力などなかった筈だ
これは僕の妄想なのだろうか
それでもあんなリアルな感覚がただの夢であるとは考えられない
頭の中にこびりついて離れないひどくおぞましい光景
視界は赤に染まる
バラバラになっていく君の身体
仮にもしこれが本当にこれから起きることだったとして
僕には一体何ができるんだろう
これから君と会ってどんな顔をすればいいんだろう
身体をうまく動かせないままでいると
ふと君の泣き笑顔が頭に浮かんだ
僕には耐えられないのだろう
君が僕の前からいなくなることに
君のいない世界を生きることに
君がいなければ僕に明日はない
僕は白い壁で囲まれたこの殺風景な空間に独り
子供の頃は
きっと今より世界が輝いて見えていたのだろう。
自分が知らないだけで世界は素晴らしいもので満ち溢れれていて、大人になった自分はそこにいるのだろうと。
何にも知らない子供だったから当たり前のようにそう思っていた。
少しだけ大人に近づき、現実は自分が夢見ていたような綺麗なものだけではないことを知った。
けれど、殻に閉じこもるばかりでは自分はいつまでも子供のままで成長なんてできない。
何の夢もない自分を変えようと思った
夢を見るだけでなく叶えられるようになりたいと思った
やる前から諦めるのはもうやめだ
私はミサオという猫を飼っています。
彼は私が10歳の誕生日を迎えたときに、それまで猫を飼いたがっていた私へのプレゼントとして、パパとママが私にくれた宝物です。
そのお名前は私のお兄ちゃんがつけてくれました。
けれど私が彼をそんな彼を宝物だと思えるのも少しの間で、私はすぐに彼に対する興味を失いました。
「猫を飼うんなら、自分でしっかり面倒を見るのよ。」
と事前にママに言われていた私ですが、彼のお世話をするのに私の時間が奪われてはたまったもんじゃありません!彼のせいで私の日常は変わってしまったのです。
彼の世話は今、お兄ちゃんがしています。お兄ちゃんに遊んでもらって、この家で毎日楽しく過ごしているのでしょう!
私をお友だちと一緒に遊ぶ楽しい日々を送っています。