3/15/2026, 11:26:39 PM
星が溢れる
「見て!あの星!あれがベテルギウス」
「あれあれ!確かあれがアルデバラン!」
「多分、あれが木星かな~って思うんだけど…」
僕のアパートの隣人はそう言って
毎日同じ星を数えて教えてくれる。
「昨日もそれ聞きましたよ。」
1度だけ、言ったことがある。
そしたら、「あぁ…ごめん。」って、
悲しそうな顔をした。
僕の隣人の中には星が溢れてる。
星の記憶しか残らなかった、あの事故を僕は一生恨む。
僕の隣人は記憶喪失。
毎日、記憶が無くなる。少しずつ。
いつか、僕のことも忘れるのかな。
3/13/2026, 11:33:47 AM
ずっと隣で
熱心に勉強を進める横顔をみていた。
時に悩んで、笑って、
たくさんの表情を見せてくれて。
この時間が、ずっと続けばいいなぁ…って。
「……先輩?聞いてます?ここ教えてください。」
「ああ、ごめん。どこ?」
なんて会話ももうない。
そう、4月になる前に、君は。
ずっと隣で、君の横顔をみていたかった。
3/12/2026, 2:13:10 AM
平穏な日常
問いかけてもかえらない私の日常。
眩しい光に包まれて、瞼がさがる。
「おはよう」
そう言ってくれた君が嫌い。
かえってこい、日常。
帰ってこい。あの頃の君。