9/2/2024, 12:24:42 PM
【心の灯火】
ちいさくゆらめく私のかわいい心の火
風にあおられ激しく燃えさかる心の炎
とおくに大きな影をうつし出す心の灯
それは血と肉であり
それはニューロンの活動であり
それは感情でもある
見失っていても、まぁ生きてる限りはどこかにあるだろう
8/29/2024, 11:55:28 AM
【言葉はいらない、ただ・・・】
言葉はいらない、ただ・・・
手つきで、
目つきで。
おどりで、
足どりで。
しきりに、
しこたま。
伝え続けてるから
伝わっているから
言葉はいらない。
ただ。
8/28/2024, 11:58:24 AM
【突然の君の訪問。】
突然の君の訪問。
いつも驚くけど嬉しいよ。
もうこの世にはいない君。
気配だけの訪問。
ゆっくりしていったらいい。
なつかしい訪問。
もっと良くしてあげたかった。
心のなかの訪問。
いつの間にか気配を感じて、
いつの間にかいなくなっている。
君の訪問は突然だ。
8/27/2024, 10:51:27 AM
【雨に佇む】
私は傘をさすのが好きじゃないので、ちょっとやそっとの雨なら傘をささずに歩く。
ちょっとやそっとじゃない雨なら合羽を着る。
雨のなかで傘をさして立っていたら「誰か待ってるのかな」と思うけど、傘もささずに立っていたら「雨に佇む」ように見えるだろうか。
もっとも、人間以外の無機物は傘もささずに雨のなか佇んでいる。
すべり台も、ポストも、大型トラックも。
もみの木も、犬小屋も、港の見える丘も。
みんな雨に佇む。
【追記】
もみの木は無機物じゃないな。
8/26/2024, 1:28:18 PM
【私の日記帳】
私の日記帳はいつだって後付けだ。
ことが起こったあとに、簡単な記録を残す。
なにか起こる前に書いたから、
そりゃ予定帳か予言書だ。
私の日記帳にできごとを書くことで、
できごとは記憶として確かなものになる。
後からだって、参照できる。
ほかの記憶すべてが失われても、
私の日記帳にセーブしたできごとは残る。
私がいなくなった後まで残る。