時雨

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8/6/2024, 11:07:26 AM

朝の温い空気に似合う太陽が昇る。
波打つ紫外線。
いつか争った街にも。
人のいない街にも。
青い東京にも。
朝日が差す。
僕等を朝日が刺す。

8/5/2024, 10:39:41 AM

その鐘の音が私は好きだった。
振動が身体に伝わってくる。
心に響くその音は心のヒビを癒やすように。
そして私が今その鐘を鳴らす。
世界に響くように。
言葉じゃないその音は誰にでも響く。
そしたら次は他の誰かが鐘を鳴らす。
誰が鳴らしても良い。
奪い合うものじゃない。
その鐘の音を。

8/4/2024, 10:36:46 AM

つまらない人間でごめんね。
顔が特別良い訳じゃないし。
大した才能もない。
あなたとそんなにヤッたこともないし。
何も起こることなくただただ普通に生きてたよね。
でも、そんな日々でも、私でも。 
あなたは好きだって言ってくれた。
私もそんなつまらない日々、つまらないことでも
あなたとなら楽しかった。
そんな70年だった。
今までありがとう。
私ももうすぐ、灯火が消えるよ。

8/3/2024, 10:46:22 AM

あなたの隣で目を瞑って寝ようとして。
ようやく意識が遠のいてきた頃に。
何かが唇に、触れる感触がした。
温かくて、気持ち良かった。
キスしてくれたのかな。
私の目が覚めるまでにもっとキスしといてよ。
私の目が覚めるまでに犯しといてよ。
私、そういうの下手くそだし。
明日にはあなたのためにたくさん尽くしたいから。
私の目が覚めるまでに。

8/2/2024, 11:06:56 AM

今、真っ白い空間に横たわる。
窓から入ってくる淡い光。
もう動けないな。
ああ。やっと天使様が来てくれましたか。
鼓動が小さくなる。
意識が遠のく。
そしたら、永遠に続く花畑が見えた。
私はそこを駆けていった。
これが死か。
生きるのも死ぬのも案外悪くないな。

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