失恋
結ばれることの無い恋には色々あるけれど、
私たちもそのひとつだと思う。皆様に、どうかここでの“結ばれる”は、結婚であると肯定してほしい
少なくとも、今の日本で私たちは結婚できないし
君も私との恋愛における発展は望んでないんだ
確信できるのは、友人以上で、恋人未満とあるというありきたりなこと。友人の中で1番に愛されているという自覚はありながら、しかし、恋愛においては一番遠い存在なんだ。それが良くも悪くも私の心を苦しめている。
好きだと言う気持ちが伝えられたらどんなに幸せか?
いや、空気が重たくなって、もう2度と言葉を交わせなくなるかもしれない。とも感じられるが、なにも私たちの関係の中でしか起きないことではない。他の、恋人になった人達も、なれなかった人達であっても、最後までこの葛藤に想いを悩ませ、奇跡に近い成功に期待を膨らませていただろう。そんな先人らをいつであったって、私は尊敬しなければならない。
私の眩しすぎるこの先の人生を見据えて、いつか君に想いを伝えたい。自己満足でしかないけれど、君に失恋させてほしい。これが何回目の人生かはわからないけれど、バッドエンドも君からのお告げなのならば、愛おしく想ってみせるよ
正直
私の中での「正直」の対義語は嘘
正直すぎても疲れちゃうし、嘘をつきすぎると信用に欠ける。ちょうどいいのが一番とは分かってるけど、正直になるのは中々難しいし、たまに嘘もつきたくなる。
構ってほしい私はまた嘘をついて、君に、「ねえそれ嘘ついてるよね」って見抜いて笑ってほしいと思ってる。至極正直になって想いを伝えて、君に、「そんなに真剣に伝えられたら恥ずかしいよ」って小さな手で顔を隠してほしい
この、君でしか満たせない願望に満ちた私の毎日を、君の嘘と真実で包んでほしい。もしどこかに嘘が混ざってたとしても、君から紡がれた言葉たちなら、それすらも愛しく想えるんだ
梅雨
紫陽花が微笑んで、雨に濡れる情景が浮かぶ
それは確かに、明るい未来に包まれてる紫陽花
いつかの君と相合傘をしたのもこんな季節だった
肩が濡れてたって、君となら良いんだよ
わたしたちだけの、2人だけのその季節は、もうどこに消えたかわからないけれど
好きだっていう気持ちはすぐそこにあるんだ
また雨が降って、2人傘をさして、君だけの世界に浸りたい 雨が上がって、虹が橋をかけて。
2人で指をさして微笑みたいね