12/25/2023, 2:38:09 PM
【クリスマスの過ごし方】
暗い部屋でパソコンの前に座る少女。
メガネをして、前髪を下ろして、視界が狭まる。
しかし彼女には見えている。
今日だけは、見えている。
あの人を、あの人の隣にいる何かを。
納得はしたつもりだった。
でもやっぱり辛いのだ。
心が痛い。このまま消えたいくらいには。
好きだった。
でもこれで、終わりにしよう。
心の中でそう決めて、少女はパソコンの前から退く。
ディスプレイには、憎らしいほどに輝く光の道の道に立つ1人の男性と、少女に似た女性が幸せそうな顔で抱きしめあっていた。
11/21/2023, 2:58:10 AM
失ってようやく気づくモノ。
でも失ったらもう遅い。
だから、一瞬一瞬を大事に生きよう。
そうしたら、いつか、その宝物に触れられるかな。
11/7/2023, 7:44:36 AM
柔らかい雨
1人で寂しいの。
でも、あなたがいてくれるから……
私は生きていられるの。
涙の数だけ強くなれるよ。アスファルトに咲く花のように。
なんていう歌が昔は聞こえていたけれど、今ではあまり聞かなくなったわね。
というか、アスファルトに咲く花からすれば、涙を流せば強くなる人間と私たち花では全然違うの。
花には水は必要不可欠。だけど人間は違うでしょう?涙を流さなくたって生きていられるじゃない。
……あら、泣いているの?
…ふふっ、私は見ていないわ。泣いてないのなら何で私は濡れているのでしょうね?
雨よりも柔らかい雨みたいね。だって、泣いていないんでしょう?
1人で寂しかったのよ。ありがとう、話し相手になってくれて。
11/5/2023, 2:34:30 PM
一筋の光
「来い」
その言葉は、私にとっては救いだった。
数時間前
行きたかった高校に入学し、ようやく履きなれてきたローファーの靴音を響かせながら帰路についていた私は、家に近づくにつれて感じる違和感を拭えないまま、その正体を見ることになる。