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1/20/2024, 8:56:57 AM

めんどくさくても朝は起きるよ

えらいからご飯もちゃんと食べる

洋服は君がほめてくれたもの選びがち

ショーウィンドウ見て猫背も直す

嫌なことも頑張ってみようと思う午前

嫌なことが好きになってたりする午後

傘を忘れた日に雨に降られても

傘を買ったとたん雨がやんでも

めげずに歩いているよ

ときどき花でも買って飾ってみよう

君の好きな花を

君の好きだった花を

―――…

お風呂に入ってご飯を食べてしっかり歯磨きをしてねむる。部屋にひとり。
君と待ち合わせをする夢を見る。待っても君は来ない。夢なんだから少しくらい顔を見せてもいいのに。起きても君はいない。

すぐにでも会いに行こうかなんて思った夜はいくつもあった。けど、そんなことしたら君はすごく怒るだろうから。
できるだけ長く歩いてみるよ。明日だってちゃんと起きる。

だから、
いつか本当に起きれなくなったら、
いつか最後の暗いトンネルを抜けたら、
今度こそ待ち合わせ。
花束みたいな笑顔で会いに来てね。

勝手にとりつけた約束を胸に起きあがる。

めんどくさくても今日を生きるよ。

「君に会いたくて」

1/16/2024, 9:37:30 AM

見上げた宙の広さが
心の内側にもあって

あの無数の星の煌めきが
わたしにもあるとあなたが言う
信じられないよ
となりの星は青く見える

沈んだ海の深さが
わたしの日々にもあって

だれも来れやしないと
零した底であなたと会った
信じられるよ
となりに座ったあなたが言うなら

わたしは
いつか見つけるだろうか
宇宙飛行士みたいに
自分を眺めて
なんだ、わたしにもあったんだって
「わたしの星は青かった」って

ああ今、わたしの内側に浮かぶ
小さな地球がきらりと光って
笑ったような気がした
涙も海も全部かかえて
青く光る星はとても
美しかった

「この世界は」

1/14/2024, 8:57:13 AM

いとも簡単に
抱いたばかりの炎を掻き消した
九十九の呪いの言葉

いとも簡単に
九十九の呪いの言葉を掻き消した
たった一言、「きみのそれ好き」

どちらを選ぶかなんて
どちらを信じるかなんて

「夢を見てたい」

1/9/2024, 7:28:57 AM

たくさんの色のなかで
すこし戸惑う
見慣れた色を見つけて
ほっと息つく

今はまだきみを通して
それでもきっと
世界を愛せる

「色とりどり」

1/8/2024, 8:51:09 AM

雪道で
出会っただれかに
灯をわける
あの日きみから
もらったように

「雪」

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