1/16/2024, 9:37:30 AM
見上げた宙の広さが
心の内側にもあって
あの無数の星の煌めきが
わたしにもあるとあなたが言う
信じられないよ
となりの星は青く見える
沈んだ海の深さが
わたしの日々にもあって
だれも来れやしないと
零した底であなたと会った
信じられるよ
となりに座ったあなたが言うなら
わたしは
いつか見つけるだろうか
宇宙飛行士みたいに
自分を眺めて
なんだ、わたしにもあったんだって
「わたしの星は青かった」って
ああ今、わたしの内側に浮かぶ
小さな地球がきらりと光って
笑ったような気がした
涙も海も全部かかえて
青く光る星はとても
美しかった
「この世界は」
1/14/2024, 8:57:13 AM
いとも簡単に
抱いたばかりの炎を掻き消した
九十九の呪いの言葉
いとも簡単に
九十九の呪いの言葉を掻き消した
たった一言、「きみのそれ好き」
どちらを選ぶかなんて
どちらを信じるかなんて
「夢を見てたい」
1/9/2024, 7:28:57 AM
たくさんの色のなかで
すこし戸惑う
見慣れた色を見つけて
ほっと息つく
今はまだきみを通して
それでもきっと
世界を愛せる
「色とりどり」
1/8/2024, 8:51:09 AM
雪道で
出会っただれかに
灯をわける
あの日きみから
もらったように
「雪」
1/6/2024, 9:23:56 AM
どうか今 雨をぬぐって
冷たい雪で覆わないでください
どうか今 涙をぬぐって
ただ温かな愛で覆ってください
慰めと励ましと
奇跡と希望と
抱きしめる手と
寄り添う心と
晴れわたる空と
やわらかな日の光と
ただただ温かなすべてが
風より速く駆けて行って
厚い雲を裂いて届きますように
「冬晴れ」