遥か遠くの空へ
眠りから覚めて最初に見たのはもう世界には居ないはずの彼の顔だった。
だがしかし彼はもう居ない,所詮彼に顔が似ているだけと思い直す。
「俺と一緒に世界を取らないかい?」
………嗚呼本当に■■■■■に似ているね君は。
良いとも,私は天を泳ぎながら見守っているから頑張ってくれ我が主
……大空よ,どうかせめてこの子を見届けさせてくれ。
〜終〜
題 『誰よりも,ずっと待ち侘びた』
眠る,眠り続ける。
…もう,何年経ったのだろう
あの子が私を眠りにつかせてから
眠る眠る眠る眠る眠る眠る眠る眠る眠る眠る
眠る眠る眠る眠る眠る眠る眠る眠る眠る眠る
眠る眠る眠る眠る眠る眠る眠る眠る眠る眠る
ねむるねむるねむるネムル。
あの子はいつになったら私を…いや嗚呼そうか彼は人間だからもう遥か遠くに眠りついたのか。それは…とても残念だね,
もう彼を乗せて空を泳げないのか。
……………おや?
嗚呼君が…
終
題 「これからも、ずっと…」
「……相棒,君はこれからもずっと,ずっと俺と一緒に居てくれるよね?」
ふと俺は麻婆豆腐の入ったスプーンを止めて彼に問いかけた。
「うーん…弟を見つけたら旅立つ事になるけど…絶対,絶対にまた帰ってくるから。その時はまた一緒に食事でもしながら話そうよ,」
彼はそう,軽く質問に対して答えになってないような答えを返して来た。
「……そっか。それじゃあ俺は待ってるから
いつでも,俺を思い出してまた会いたいって思うなら来てよ,……なんか恥ずかしいね!
ここは俺が払うよ。」
……嗚呼思いの外麻婆豆腐は辛かった。だから涙が出たんだ。これは別に別れへの悲しみでもまた会える喜びでもないに決まってる。
………だから,ずっと待ってるからまた来てね。相棒?
題 旅路の果てに
…やっとここまで来れた。
相棒も,アイツらも,そして俺も
皆死ぬ気で頑張って来た誰に無駄だと、出来っこない、夢を見過ぎだとか何を言われても気にせずあの壁を越えここに来る事を夢見て
頑張って来た。……なのに
俺はどうしてこんなにも虚しいんだ?ここに来る事ただそれだけにッッッ嗚呼そうか、他の奴はこの先の道を知っている。音楽を辞めて,父親の店を継ごう、このまま進もうとしているアイツらと違って俺は……
俺はどうすれば良いんだ?
終 happy end……?
題 I LOVE……?
ははは…もう疲れたんだ,俺は人形じゃない,お前らの奴隷でもない…
だけどこの街はセカイは綺麗だ,初めて屋上に来たが……おいおいなんだ?自分達に従順なお人形さんがいなくなるのがそんなに気に入らないのかよばーか
「I love everything in this world! (I hate you)」
飛び立つと世界は…残酷だが美しかった。