流れ着いたメッセージボトル

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1/17/2026, 11:39:16 PM


会社から出て、空を見上げるとチラチラ細かい雪が風に乗って空を舞っていた。

「あ、雪だ……」


雪は好きだ。

雪が降ると世界が静寂に包まれる。
辺りの喧騒が、音が、全部雪に吸い込まれて消える。
まるで世界にひとりぼっちのような感覚がどこか心地良い。

疲労でぼんやりとしていた気分が少し上がる。
珍しいからといって、雪を見ただけでテンションが上がるとか、なんて単純なんだろうと苦笑する。

ヒュウッと風が吹き抜けて思わず顔をマフラーに埋めた。

雪は好きだ。

ただ、身体の芯まで凍えるようなこの冷たい風は頂けないな!と、足早に帰路を急ぐのだった。


#木枯らし

1/16/2026, 9:14:14 AM


I miss the world today

この世界は  今日も君無しで周っている

I'm still hating you

指きりげんまん嘘憑いた 君に針飲まそう



#この世界は

1/14/2026, 8:49:47 AM


見るなら都合の良い夢を

どうせ都合の悪い現実からは目を背けられないんだから
夢くらいは都合良く見させてくれてもいいじゃないか

そう思うのに見る夢はどれもこれも都合の悪い夢ばかり
なんて現実的で、面白味のない夢なんだろう
ずっとそう思っていた

そんなつまらない夢ばかり繰り返していた矢先、
念願叶って都合の良い夢を見た

それは全部許される夢だった
心の奥底に鍵をかけた後悔を
全て許される夢だった

文字通り飛び起きる

とても都合が良かった
あまりにも都合が良すぎた

心臓がギリギリと締め付けられ
呼吸を整えようにも息が苦しい
寝る前と何も変わっていない現実に安堵さえする

「 」

あぁ、そんなはずないだろ
だって、君は、そんなこと言わない

まるで救いのようであり、果てしない罰だと思った
醒めてしまう都合の良い夢
それは何よりの悪夢だったのだ



#夢を見てたい

1/7/2026, 8:52:11 AM


「ねぇ、何願ったの?」
「……内緒」
「ずるい。じゃあ私も内緒!」


そんなやりとりをしたあの日が、
ずっとずっと遠い過去のように思えた。

見上げれば星空は変わらずそこにある。
ただ静かに瞬いて変わらずそこにある。

なのに、傍に寄り添う温かさだけがもう無い。


“これからも、ずっと一緒にいられますように”


「……うそつき」

星が願いを叶えてくれるだなんて、
一体誰が言ったんだろうか。

流れ星はささやかな願いですら
叶えてくれやしないと知ってしまった。



#君と一緒に S7 幕間 side.S

1/4/2026, 12:20:20 AM


これは秘密なんだけどさ

夜は静かで穏やかで
隣で眠る君の体温が心地良いこと
ふかふかの布団、暖かい毛布、微睡む時間

朝は明るく清々しく
まだ少し眠そうな君の顔が良く見えること
少し跳ねた毛先、小さな欠伸、カーテンの隙間から差し込む柔らかな光

朝も、夜も、こんなに素敵なものなんだよね



明け方にふと目が覚めた
どうやら君はまだ眠っているようだ

朝も、夜も、もうこなくていいと
そう言って泣いていた君の寝顔をしばらくの間見つめる

夜が明ける美しさを
おはようが言える喜びを
ささやかな幸せを
君にも感じてもらえたらいいなと思いながら
もう一度目を閉じて二度寝を決め込む


顔を出した日の光が二人をゆっくりと照らし始めていた



#日の出

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