夕日。太陽が沈む。一日が終わる。何回目だろう。今までに何回地球は夜を迎え、朝を迎えただろう。
夕焼け空。こがね色の夕焼け空。
私は、明日を迎えられるだろうか。
憂鬱な学校生活がまた、始まる。
お休みなさい。
私は、人間に恋のような感情を抱いたことはないからドキドキするとか、緊張するとかの感覚は分からない。でも、君の目はとても透き通っていて、少しつり上がっているその目が私は大好き。ヘーゼルの目はとても綺麗で、人間にはない輝きがある。学校と言う場所に場違いなくらい明るい目をしている君は私と初めて会ったとき、何度も鳴いて何かを言っていた。人間の私には正確に何を言っていたのかはわからないけど、苦手な学校に行くことが少し、いや、とても楽しみになりました。君は気まぐれだから毎日はいないけれど今日、今、何をしているのかな?って考えるとワクワクします。
君が学校に姿を見せなくなって二ヶ月程になった。私、もうすぐ中2だよ。食べられていますか?暖かい場所はありますか?病気になっていませんか?
生きていますか?
ほんの子猫だから知らないことだらけ。雨の避け方も、カラスに見つからない方法も。 だけど、 私は、 君が好きだよ。
お休みなさい。
私は星が好きだ。どれがなんの星でどの星座の一部か分からなくても、綺麗だから見ていると心がスーッと浄化されていく。
上さえ見ていれば。泥沼に沈みかけても上を見れば綺麗な星空。ずっと夜がいいな、と願う。
流れ星にお願い事を一つ。
「努力が報われますように」
分かってる。報われない事もあるのが「努力」。努力は必ず報われるとは限らないけど、成功した人は必ず努力している。
でももう、努力して、人一倍努力して、自分の時間をすべて捧げるくらいに努力して。それなのに、報われない。笑って、功績なんていらないと言いながら心の中で喜んでいるあの人よりも時間を掛けて、地道に努力しているのに。
努力は報われている。確実に去年より、半年前より出来ることが増えている。だけどそれじゃあ足りない。あの人に追いつけない。もどかしい。どれだけ「頑張れ」ば私は追いつける?やっと見つけた「好きなもの」を嫌いになんてなりたくない。毎日一つずつ。私、本当に色んなことができるようになったよ。積み重ねたら本当に。信じたい。努力は報われるって。わがまま?これは、人間の欲望?私は色んな物を望みすぎただろうか。
お休みなさい。
それでいい。この言葉に私は今日、救われた。
自分ができないとき、覚えられないとき、自分はこんなものかと落ち込んだとき、周りに目を向けて自分の至らなさに絶望したとき。何も言わずに「それでいい」と言ってくれる人がいたら。いや、もういいや。凄く疲れた。
お休みなさい
一つだけ。
意地悪だなあ。無理だよ。そんなの。
貴方の思い出で「一番」いい思い出は?、とか。「一番」好きなものは?、とか。この中から「一つだけ」ならどれ?、とか。色々あるけど。やっぱり選べない。きっとこれは優柔不断でも、欲張りでもなく、人間がそういうものだから。だって「一つだけ」っていつも選んでいたら心の中はスカスカになってしまうかもしれない。二つとは言わないけれど一.五とかもありなんじゃない?仲間とか友達ってそのためにいるんだと思う。「一つだけ」じゃ物足りないけど、「二つ」だと欲張りと言われる世界で分け合うためにいるのかもしれない。
子供がもう一つとせがむように人間、一つじゃ足りないことだってあるだろう。それでも一つじゃないといけないとき。人はどちらかを犠牲にする。
お休みなさい。