sweet memories

それは、一度見ればやめやれなくなるほどに甘ったるい。
全てを支配していくもの

風と


わたしは今日も見えない誰と踊り狂う。
それが意外に楽しくてまた、好きになる。

みんなから見れば変な人と思われるかもしれない。でもわたしは好きなことをやめるわけにはいかない。
この肌をくすぐっていく優しい風と共にたくさんの贈り物をくれる。それは綺麗で輝いていて何よりも美しい。

軌跡


わたしの軌跡は全てこの本に載っている。
輝かしい内容ももちろんあるが、思い出したくないこともそれなりにある。

でもこの全ての思い出は、わたしの人生という道を振り向いてみて感傷に浸る分には丁度いいくらいだ。

好きになれない、嫌いになれない


わたしはクラスメイトのあいつが嫌いだ。
いつもふざけててうるさくて好きになんて絶対なれない。

でもある時、気づいてしまった。
あんなにふざけていて人のことなんて考えきれないと思っていたのに、本当は優しい奴だったって。
あいつは普通、人が見てないようなところを気にかけている。誰も気づかない些細な変化だって気づいてくれる。

好きになれないけど、嫌いになれない、あいつのこと。

夜が明けた


わたしは夜が明けたあの朝日が好きだ。
透き通った空気と共にわたしを薄く明るく照らしてくれるからだ。
全てをリセットさせてくれる。
その光に勇気をもらえる。