2/28/2025, 1:11:27 PM
#あの日の温もり
あの日は、刺すような頭痛に悩まされた日だった。
目から入る光にさえこたえた…
自室まで持たず、床に座り込みそうになり
手をついた扉に書かれていた文字は〘リネン室〙
最後の力を振り絞り、倒れ込むように室内へ
やっと意識を手放せるかと思った矢先
鼻に付く、嗅ぎ慣れない香りに痛みが増した
吐き気までこみ上げてくる始末……
その時、入ってくる誰かの足音。
そばで屈んだその人から香る新緑のような香り
顔は分からなかったが、シャツに手をかけ
自分の元へと引き寄せ、温もりと香りに包まれながら
意識を手放した。
2/25/2025, 11:31:53 AM
#さぁ冒険だ
親の言うことを忠実に守ったら
褒められた
学校のルールを逸脱しなければ
優等生になれた
20年、あるいはそれ以上決まりを守り続けてきたのに
社会に出ると
自分で選択しなさい
自分で考えなさい
正解も常識もその時々で変わる
もう、わけがわからない……
手探りで進めていかないといけないミッション
さぁ冒険だ!!
2/23/2025, 1:50:16 PM
#魔法
遥かむかしの知識人と話ができる『書物』
どんな時代も、悩み事はそんなに変わらないと知る。
2/21/2025, 11:32:53 AM
#夜空を駆ける
ふだんと違い
足元を見なくても踏み外す事がないほど
敷き詰められている星屑
『遅れるよ!!』
声の方へ
夜空を駆ける
2/20/2025, 1:53:54 PM
#ひそかな思い
忘れ去られた、古びた公園の遊具
風化して読みづらい文字の羅列や落書き
そこに、ただ一つだけ真新しい文字
『ごめんなさい先生。……好きです。』
私はその文字をそっと指でなぞった