2/21/2025, 11:32:53 AM
#夜空を駆ける
ふだんと違い
足元を見なくても踏み外す事がないほど
敷き詰められている星屑
『遅れるよ!!』
声の方へ
夜空を駆ける
2/20/2025, 1:53:54 PM
#ひそかな思い
忘れ去られた、古びた公園の遊具
風化して読みづらい文字の羅列や落書き
そこに、ただ一つだけ真新しい文字
『ごめんなさい先生。……好きです。』
私はその文字をそっと指でなぞった
2/15/2025, 12:18:25 AM
#ありがとう
『これ、持って帰りなさい』
毎年、年明けに集まりがある。
その時に出される、祖母の料理....
実は、キライだった。
祖母が亡くなり、私も大人になり、
あの料理を食べなくなって数年
たまたま入った、自宅を改装した飲食店。
定年を迎えた、老夫婦がやっていた。
メニューは数える程度
そこに出た付け合わせの小鉢。
……祖母の味だ。
理由もなく、涙がこみ上げた
「すっ、すみません」
「はい?」
「この、この小鉢の作り方、教えてもらえませんか?」
「…帰りに、レシピをお渡ししますね」
「ありがとうございます。」
1/15/2025, 10:14:31 AM
#あなたのもとへ
警報と同時に、今まで経験したことのない
ものに襲われた。
あれから、どれ程の時間が流れたのだろう。
隙間から差し込む、日の光···
諦めない。必ず帰ります。あなたのもとへ
12/5/2024, 2:08:56 AM
#夢と現実
『町田さん、働きはじめて、そろそろ1年になりますね。資料作りも上手くなってきました。』
『あっ、ありがとうございます!!』
『ですが、すみません。ここだけ少し訂正してもらっていいですか?』
『あぁぁぁっ!!すっ、すみません💦すぐ直します!!』
『大丈夫ですよ。失敗があるということは、伸び代がある証拠です!!お互いチェックを入れながら、がんばりましょう。』
『はい!ありがとうございます!!喜』
「町田!!お前、未だに誤字脱字が直らないのか!!すぐ直してこい!!」
「はい、すみません💦」
「チッ、使えねぇな」
「すみません、すみません。」