#初恋の日
これは夢だ。
はじめてアイツを好きだと自覚した日
家が隣同士で、幼馴染みと言うやつだ。
子どもの頃からケンカが絶えなかったけど
高校まで一緒の腐れ縁
ちなみに男子校だ。
自分でも驚いてるさ。
でも、ストンと収まるところに
収まった心地もしてる。
あれは、高2の時
あの頃は、周りに合わせて
付き合っていた子もいた。
女子は敏(さと)い
こちらの気持ちがいつになっても
自分の方に向かないことに腹を立て
こっぴどくフラレた。
自業自得だ。
でも、アイツはものすごく怒ってた。
分かりにくいけど、コイツは凄ぇいいやつなんだ!!
何て、こっちが恥ずかしくなること
平気で言いやがる...
思わず自覚しちまったじゃないか。
あれが初恋の日
あれから10年······明日は、アイツの結婚式だ。
#明日世界がなくなるとしたら、何を願おう
「とうとう私たちで最後ですね···。」
乗り込むロケットの閉まる扉を睨み付けるように見ていた後輩の一言だった。
人間は機械の進歩により驚くほどの発展を果たしたが同時に恐ろしいものも産み出してしまった。
AIだ!!初めはよき隣人等と称していたが、時代が進むにつれAIは〖人格〗〖感情〗〖機械の肉体〗を手に入れることに成功した。
もう、人間といったい何が違うのか...。
そして私たち人類はAIにより地球から追い出される。
明日世界が〖なくなる〗のではない、
私たちが〖ここ〗からいなくなるのだ。
あぁ、地球よ。
どうか本来の美しさを取り戻してくれ。
私たちは先祖の付けを払うだけだ···。
そうして、静かに涙する後輩の肩を引き寄せた。
#君と出逢ってから、私は···
今でも鮮明に覚えている。
人生最大の初体験だったからね...。
変わっていく体型、臨月が近づくにつれて
重くなるお腹、体の中から押し上げられる感覚···
あれ?これは下の子だったかな?
まぁ、どちらにしても初めてこの世に生まれた
君と出逢ってから、私は···涙が溢れて止まらなかった
私を選んでくれてありがとう。
毎日笑顔で、健康な体があって、この世で息をしている。それだけで、そばにいなくても私は幸せだ。
#大地に寝転び雲が流れる···目を閉じると浮かんできたのはどんなお話
むかしは、あの雲から
下を覗き込んでいたのに
今では見上げている。
上も見ごたえがあったが、
今は下の方がよほど楽しい。
明日は何をしようか。
#「ありがとう」そんな言葉を伝えたかった。
その人のことを思い浮かべながら綴ってみて
あっ、今この文章を読むために止まってくれた
〖あなた〗
お気に入り登録して、ハートまで押してくれた
〖あなた〗
本当にありがとう
ずっと伝えたかった。運営さんチャンスを
「ありがとう」