この世界にはなから期待なんてしてないし
期待する気もない
只、淡々と各々が自分が正しい前提で話をし、
その行為を正当化していることに気づかない
気持ち悪い
もう世の中に期待するのはやめよ
何もいらない
そっか、私は死にたかったんだ
#なにもいらない
#もしも未来を見れるなら
今隣で
『未来が予測できるのってちょっと怖くないですか?
でも、僕にもそれくらいの頭脳があったらなぁ』
と羨ましげに後輩が語りかけてくる
そっか、やっぱり何も変わらなかったんだ
でも………そうだよね
僕の頭脳は職業柄、とても重宝されるモノだ
作戦立案、心理的誘導、策謀を張り巡らせたり
真相究明。
どれも頭脳労働だ。
羨ましがるのも分かる
きっと僕も君の立場なら同じことを思っていただろう
只、この少年は知らない
否、普通に産まれていたら知るはずのないものだろう。
『知る』と云行為がどれだけ酷であり、心を殺すのかを
例えば当たり前に人の心が読める世界はどうだろう
少し想像してみてほしい
きっと息詰まって目眩がする
それにもし、この頭脳が戦争に利用されたら?
間接的にだが人を殺す
自分の作戦で何百単位じゃない何万人が死ぬ
普通の人間ならとっくに自殺するだろう
其れに、子供として生きることを許されない
「感情を読み取られるみたい…」「気味が悪い」
「バケモノ」「凄い」「いいなぁ」
「恐ろしい」「僕にもそんな頭脳があったら…」
思っている事はそれぞれだ
否定だったり、尊敬だったり、嫉妬だったり
畏怖だったり
只、1つ共通している点だけが僕には嫌に思えた
其れは自分を対等に見てくれないこと
僕は今はもう抜けた組織だが、幼いながらにとある理由である組織に入った
そこで僕は組織の建物を3ヶ月で街の便利屋から
高層ビルに変えてみせた
そこからはもう子供として甘やかしてくれる存在も居なかったし周りからも悪魔の代名詞として恐れられていた
要するに子供でいることを許されなかったのだ
弱い部分を見せると殺されるから
呆れられるから
何より視線が痛かったからだ
誰も子供として見てくれないなら自分が大人になるほかなかった
この絶対的孤独が分かるだろうか
もう、発見も進歩も喜びもなく只、世界というなの「箱庭」を傍観するだけの日々が
退屈極まりない
誰か気づいてくれればそれだけで救われるのに
まぁ、期待しても無駄だけどね
なんて物思いに耽っていると隣の14の少年が、
「何かありましたか?」と心配げに声をかけてくる
できるだけ明るい声を務めて
「なんとも無いけど?
ねぇねぇ、それより甘味食べたい!美味しいお店ない?」と、返す
それを聞くと少し嬉しそうに携帯機器で調べ始めた
軽く微笑んでみる
この孤独は知らなくてもいい
この子供には少々荷が重たすぎる
まぁ、なんにせよ遅すぎたんだよ
死ぬ決心が着いたのが
私、転職したんです
前の仕事では上から2番目という。
まァそれなりの地位だったし、1国の議員並の権力もありました、
ですがまぁ、私が求めている生きる理由なんて見つかるはずもなく
面倒になっちゃって辞めてきました。
私の友人は言いました。
お前の頭脳の予測を超えるものは現れない
お前の孤独を埋めるものは現れない……と
その通りだった様です
転職先でもこの瞳に色が宿ることはなく
相変わらず酸化して灰色の世界のままでした。
早くこの悪夢から目覚めさしてくれ
さっき、LINEで告白されたの
相手は同じクラスで同じ学級副委員長の人
ほんとーになんとも思ってない人だからオブラートに断りたい
あァ、明日の学校クソ気まずい
なんでよりにもよって代表委員会あるんだよ
断ってもOKしても気まずすぎるよ。
そういうの1番苦手なのに
中学1年生早々に桜が散る予感
今日の実録
其れはある時代で、
其れはある人種で
其れはある人間で
それはある性格で
それはある思考で
その中で私のモノガタリが生きているのだと思うと
此処ではない何処かで活きているのだと思うと
自分に向き合える気がするのは自惚れでは無いでしょう
人は誰かに認められないと生きていけないのですから