『時間よ止まれ』
どれほどの思いを込めて願っただろうか
時間を止めて欲しいと
そんな願いも虚しく太陽は地平線へと消えていく
夕焼け色の空だけを残して
夜が来る
今日という日を過去に残して
また明日がやってくる
幸せな思い出から遠ざかっていく

　『君の背中』
どんな時も笑顔でいるから
君は幸せなんだとそう思っていた
だけどそれはとんだ勘違いで
君の背中には僕には計り知れないほど
多くのものがのしかかっていたんだろう
ほんの少しでも君の抱えてるものを僕が背負ってあげられてたら何かが変わっていたのかもしれない
今更そんなことを思ってももう遅いけど

『羅針盤』
羅針盤なんて捨て去ってしまえ
周りの環境によって定められた行き先なんて楽しくないだろう
そんなもの持たずに
自分の心の赴くままに進めばいい

　『透明な涙』
人は皆真っ白なキャンパスを持って生まれ
自分自身の人生で染めていくと言う
一緒に過ごすうちに
あなたの人生の色も少しは見えるようになったと思う
それでもあなたの流す透明な涙の色はどうしても見えなかった

『幸せとは』
幸せとは誰かに愛されることだと思う
美しい景色を見て、物語に感動して
それもきっと幸せの一つだろう
だけどそんな人生の特別でなくても
誰かに愛されて抱きしめてもらえること
それが幸せなんじゃないかって思うんだ