7/18/2024, 11:07:56 AM
太陽が沈んだ頃に帰る。
これが私の日課。
こんな遅い時間に帰っても誰も私を咎めないし
怒らない。
何故か?
それは両親が居ないから。
父親は恨みを買って殺されて。
母親はそんな父親を見てショックで男あそびで男の家を行ったり来たり。
そう、だから
広い家に私だけ。
7/17/2024, 12:59:24 PM
僕がまだ小学生だった頃。
僕の家は、毎年夏休みになったらおばあちゃんの
家に行っていた。
おばあちゃんは僕がイタズラをしても、
にこにこと笑って「こらこら」と一言云うだけ。
でも、僕が本当に悪いことをしたら本気で叱ってくれる優しいおばあちゃん。
よくスイカを切ってくれたっけな。
そんなおばあちゃんも段々と弱っていき、
そして、寝たきりに。
そして、
亡くなった。
とても穏やかで寝ているかの様だった。
でも、もう確かに呼吸は止まっていて。
体も冷たくて。
そして、今日は葬式。
僕は1人、思い出していたんだ。
あの夏を。
遠い日の思い出を。
7/16/2024, 1:02:32 PM
ふと、空を見る。
この時期になると必ず空を見上げてしまうのだ。
入道雲が出ているこの空の、
カンカンと照りつける太陽が出ているこの空の
向こうに君がいると思ってしまうから。
10年前の夏休み、まだ君がいた頃。
そう、
君が死んだあの夏のこと。
7/15/2024, 11:41:17 AM
これでもう、終わりにしよう。_______
そう決意したって、私はずっとその思いを行動に
移すことはなかった。
高いビルの上にいても、
駅のホームに突っ立っていても、
水辺にいても、
私は死のうとしなかった。
何故か?
それは私が臆病で意気地無しだから。
いつもそれを言い訳にして生きてきた。
生にしがみついていた。