この季節の主人公。

年に一度しか見れないのに

いつまでも目に焼き付く

なのに何度見ても美しいと感じる

咲き誇るのも、散る姿すら。

地面ばかり見つめる私に

顔を上げさせる

–桜–

言ってしまえばお別れ。

言ってしまえばいつも通りが終わる

言ってしまえばあなたに会えなくなる

でも、、

言ってしまえば

きっとまた会える。

そんな願いも込めて

–またね！–

寒くて暖かい

さようならとはじめまして。

全てが去っていき、

全てが新しくなる。

新しい風を吹かせて

風に乗って

私もみんなも

新しくなる

–春風とともに–

指切りげんまん
嘘ついたら針千本飲ます。

なんて恐ろしい約束ごとを
子供の頃からしてたもんだ。

なんの意味も知らないで
指をきって約束する

今の私なら
本気で行っている。

約束ごとなんだから
当然でしょ？

–約束–

落ちるのを楽しみにしてるような

それでいて恐れているような。

空気に身を任せ、踊るように

そして舞うように

地面に落ちる。

美しさを兼ね揃え

魅力する。

舞い、踊り、落ちる。

–ひらり–