四四〇

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7/8/2024, 2:48:31 PM

人間がいなければ光らない。

敢えて「わたしはここにいます。」と

主張する。

狩って下さい。殺して下さい。

言わんばかりに光る。

でも、本当は。

「ただいま。」「おかえり。」「お疲れ様。」

君が無事に帰ってくることを祈る光。

帰るまでの道案内。

帰ってからのセーブポイント。

そんな場所があちこちに。

帰ってきて下さい。無事でいて下さい。

ただいま。おかえり。


–街の明かり–

7/6/2024, 12:24:59 PM

こちらだけが友達と思っていた

勘違いだった。

本当は嫌いだった

友達なんて思ってなかった。

でも幼い頃は

知り合いではなく友達

それしか知らなかったの。

相手の心をボロボロにしない程度に

上手に嫌い嫌われる

そして都合のいい時だけ

友達なんて刃を振りかざす

知り合い。だけど友達。


–友達の思い出–

7/5/2024, 3:07:02 PM

都会の夜の街をひっくり返した空模様。

先人の暇つぶしが形を織りなす星々。

始まりがあれば終わりがあるのに

まるで永遠を感じるほど
昔を眺める星。

宇宙のガスが地球の夜を
こんなに彩ってくれるのに

地球は負けじと光ってしまう。

私もきっと星になった。

きっとあの星が、私なんだ。

何億光年と言う不思議な単位を

ぼーっと眺めたいのに

地球は負けじと光ってしまう。


–星空–

7/4/2024, 11:57:38 AM

全部、全部、知ってる。

お前らの行く末、お前らの末路。

だがその全てに興味がない。

生きようが、死のうが、
再生しようが、破滅しようが。

所詮人間が創造した神様に縋る
そんな模造品に頼る姿すら

神様は愚かだと笑っている。

ただ、全てを知っているだけ。

知っているだけにすぎない。

人間の創造する模造品の神に頼り
神のせいにして

自分たちの世界を破滅に追いやる
愚かな人間の姿を。

その先にどんなことが待っているのかを。

知っている。

知っているにすぎない。

必死になり、目を逸らす

その先は


–神様だけが知っている–

6/18/2024, 12:10:05 PM

それが怖く感じるほど

見上げられないほどの天井が

地球を覆う、宇宙。

それが怖く感じるほど

無慈悲で、遠慮のない

絶望、悲しみ。

それが怖く感じるはずなのに

何故が勇気が出てしまう

底。暗闇。

風と生きている事を感じる

一瞬の高揚感。

落ちて、痛んで気がつく

終わりの始まり。

–落下–

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