お腹に響く太鼓の音。
街灯の灯りじゃない灯り。
なぜか美味しく感じる焼きそば。
使い道のない風船の剣。
その場限りのお面。
近所迷惑なほどの盆踊りの歌。
持って帰ってどうするヨーヨー。
値段も気にせず射的。
あの子の浴衣姿。
色彩の暴力。
夏の風物詩。
–お祭り–
まぁ、なんて言うの?
自由に生きることだよ。
いちいち一人一人の話なんて
聞いてられないし、興味ないし。
人間が私たちの事勝手に作ったんだし
たいした事いつも君たちしてないじゃん。
長く人間見てるからさ
一人のそんな短い一生なんて興味ない。
大体、そんなに君ら崇拝してないでしょ?
都合のいい時だけ利用してるんなら
いつだってそうすればいいじゃない。
誰かが見守ってくれないと
頑張れないし
罰が下ると思ってるから
正せるんでしょ?
そう思って日々を過ごせるなら
無理しない程度に生きることだね
まぁ精々、今動いてるソレに
悔いがないようにすることだね。
–神様が舞い降りてきて、こう言った–
あなたが辛い思いをするなら
私が引き受けてあげる。
あなたが嫌な思いをするなら
私が引き受けてあげる。
あなたがやりたくないなら
私が引き受けてあげる。
あなたが不機嫌になるなら
私が引き受けてあげる。
あなた辛い立ち回りをするなら
私が引き受けてあげる。
自分の心も想いも気持ちも
全部無視して
引き受けてあげる。
人が辛いのが私も辛いから。
そう 言い聞かせるから。
–誰かのためになるならば–
羽があるのに
どこにも行けない。
でも外は危険がいっぱい。
実は幸せなのかも。
自由になりたいか。
幸せも 残酷も
受け入れる覚悟があるか。
知識を犠牲に
精神を壊せるか
いっそ
どこにも行けなくていい。
羽があっても。
–鳥かご–
「私たち、友達でしょ?」
そんな言葉も要らないくらい
いるのが当たり前で
たまに会って
自然に話して
会う約束もしないで
また会える。
新しい刺激をくれる
私の人生を彩ってくれる
そんな子。
–友情–