例えば大声を出して好きを伝えれば
相手に想いが届くのか?
「どのくらい愛してるか」なんて
自分にしか分からない目に見えないものを
口で伝えるのは難しい
重い 想いを。
目に見えないこの重いを伝えるには
感情に響くように伝えなきゃいけない。
緊張しちゃうなぁ。届いて欲しいなぁ。
重い想いを受け取って欲しい
大声を出せば想いが届くのか?
答えは知らないが、
重い想いを受け取って欲しいから
大声で伝えるんだろうね。
–愛を叫ぶ。–
白い体に黒い斑点
この色鮮やかな世界で
モノクロに生きるあなた。
モードコーデを見にまとう
憧れの存在。
景色に溶け込んで負けるどころか
周りを自分の景色にして
あなたが飛べばそこは花道。
その気になれば潰せそうな
羽のようなあなた
風とおしゃれを身に纏って
今日はどこを飛んでるの?
–モンシロチョウ–
あの日世界はこう映ってた。
地元の観光地だなんて思えないほど
広大な土地にたくさんのお花畑で。
別の国に来たんじゃないかって
本気で思えるほどだった。
大人になって訪れたそこは
すでに閉鎖されて荒地になってた。
思い出とはまるで違う場所。
「こんなだったっけ?」
よく思えばあれは私の体が
小さかったからそう見えたのかもしれない。
でもいつまでもその感覚と記憶が
鈍らないので、
わたしの中でここは別世界の場所。
–忘れられない、いつまでも–
生きてるかもわからない
何してるかも怖くて考えられない
明日、一秒先も怖い
毎日そんな気持ちで生きてる
暗いトンネルをずっと歩いてる気分。
分からない
知るのも怖い
考えたくない
今よりマシを願うだけ。
来年の今を迎えることができるのを
祈るしかできない
フィルムをハサミで切らないで。
–一年後–
好きかも
なんで自覚したその日から
ついつい目で追っちゃったり
声が聞こえるだけでドキドキして
漫画の世界に入り込んだみたい。
男友達とワイワイしてる時や
女友達とはしゃいでる時
そして
たまに私に声かけてくれる
その時間が
もっと増えたらいいのに
なんて欲張りなこと考えちったりね
–初恋の日–