僕が住んでいる盆地には、湖がある。
冬、湖が完全氷結すると、盆地全体が冷凍庫になる。
寒い時にはマイナス20度近くまで下がる。
勿論、凍らせてはいけないものは冷蔵庫に入れる。
冷やすためでなく、凍らせないために、冷蔵庫を使うのだ。
朝は雪かきから始まる。粉雪が降る地域なので降り始めは竹箒で掃く。積もってくるとスコップを使う。
除雪車が轟音を立てて通過し、歩道に山と雪を寄せて去っていく。この雪山を崩さないと、自然には融けてくれない。粉雪なので固まらないから、かまくらも雪だるまも作れない。サラッと崩れてしまう。
塩カルを撒いたりして、通り道を作る。
そんな雪国の朝の光景。
温暖化が進んで、もう懐かしいものになりつつある。
【凍える朝】
綺麗な夜空を見上げていて、月と目が遭う。
月の光は月光という。
そして、月影というのも月の光のことである。
光と影。
対義語のようなのに、時に同じものを指す。
日本語って奥が深くて面白いね。
【光と影】
そして、誰もいなくなった
真っ先に浮かぶのはアガサ・クリスティの名作。
ナーサリーライム、いや、マザーグースの呼び名のほうがよく知られているか、西洋のわらべうたを上手に使って、登場人物が全員人形とともにひとりずつ消えていくミステリーだ。
今でこそアイデアの出尽くし感のあるミステリージャンルだけど、読んだ当時はトリックを見破ろうと集中したものだ。あれはまだ中学生だったか、担任が超がつくほど薦めてくれて読むに至った。
ちなみにもう一冊薦められたのは、アクロイド殺しだ。こちらも面白いし名作だと思う。
多感な時期だったから読書が楽しかったのか。
今はコナン君に食指が動かない。コナンといえば未来少年かバーバリアンかジョイスティックだ。これが歳を重ねるということなのかも知れない。
【そして、】
「タイニーラブとは、1991年にイスラエルで誕生した赤ちゃん用知育玩具ブランドです」
わたしは今日のお題と検索結果を何度も見返した。
「タイニーラブは、1991年にイスラエルで誕生した赤ちゃん用知育玩具ブランドです」
うん、1991年かあ。
その頃はもう受験戦争只中で、わたしに赤ちゃん玩具は必要なかったな。
【tiny love】
小さい頃のお誕生日は、自分にとって特別だった。
小学校でその日はお誕生日を祝ってもらえた。
家に帰るのが、楽しみだった。
だけど、わたしの誕生日に養母が亡くなった。
誕生日、わたしは学校から帰って心を躍らせていた。
でも、お祝いは、なかった。
お座敷にお坊さんが来て、長く正座をさせられた。
用意したお菓子はお坊さんのためのものだった。
おもてなしをして、お見送りして、おしまい。
わたしの誕生日が祝われることは無くなった。
お坊さんが来なくなっても、わたしの誕生日は養母の墓参りのための日になった。
【おもてなし】