あと5分と思い寝過ごした
朝涼しいと思いきや暑くなってきた
洗濯を外干しにしてくればよかった
昼休みにスマホを見過ぎた
帰りのスーパーで買いすぎた
おやつを食べ過ぎた
洗剤の詰替えを忘れてた
野菜炒めの塩があまかった
けど 全部なんとかなった
まあまあ大丈夫な小さな後悔なら
今日も明日も明後日も
#後悔
オレンジ イエロー ピンク ブルー
野に咲く花に 誘われるのは
チョウ ハチ アプ と この私
初夏の風に ゆらり揺れてる
どの花 見ても 綺麗 だね
自由気ままに 生きてみよう
#風に身をまかせて
天に向かい立ち昇る雲の中で
微小な霧が震えながら浮かぶ
白い霞の中で手に触れた花弁
それはゆめに咲く名も無い花
失われた時間の片隅で花開く
過ぎた喜びも悲しみも思い出
忘れられた記憶の彼方に散る
#失われた時間
一年前に見かけた花が今年もまた咲いているけれど いつも決まって日向でくつろいでいた野良猫がいない
何も変わらないようで常に変化していく日常の景色 変わらないものなどないのにいつもの毎日に安心する
いま毎日見ている風景がこれからも必ず見られるか 保証はないけれど
一年後も千年後も花が咲き木の葉が芽吹き生命あふれる春であってほしい
#一年後
…まだあげそめし前髪の…という言葉が浮かんでくるのは昭和人間の証拠なんでしょうか。それとも、あの詩は今でも教科書に載っているのかな。
祖母は島崎藤村と同じ信州の出身で祖父とは家同士で決められた結婚をしました。結婚前は他に恋仲だった男性がいたそうですが、昔はそういった主張が通るはずもなかったのでしょう。
恋仲の人は詩人だったらしい、という親族の話を聞いたのは祖母の葬儀の日でした。前後のやり取りは忘れてしまいましたが妙に印象に残って、四半世紀経っても覚えています。
その昔、昭和初期の若かった祖母と詩人との淡い初恋の日々を思うとなんだか切なく惹かれます。
#初恋の日