récit

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3/15/2024, 11:28:31 AM

万華鏡の中はくるくる回る小さな宇宙。

色とりどりの星々があふれるばかりに軌道は無限に変化する。

どんなに傾けても倒しても星はこぼれ落ちず煌めいている。

題「星が溢れる」

3/15/2024, 1:17:55 AM

イメージは何かを成し遂げた人の晩年の瞳。

無抵抗主義のガンジーも戦争と平和のトルストイも安らかというより強い意志を感じさせる瞳をしていたような気がする。

無為を説いたお釈迦さまは安らかな瞳だったのかもしれない。

題「安らかな瞳」

3/13/2024, 1:48:42 PM

イケメン猫は思う。
僕は魔法で何か作り出すことは出来る。
でも自然には敵わない。
窓辺の陽だまりの温もりが大好きなんだ。
この中でそっと包まれているのが。
陽だまりよ、ずっと隣にいて欲しい。

ずっと隣で心満ちて。

題「ずっと隣で」

3/12/2024, 12:38:41 PM

イケメン猫は世界をもっと知りたいと思って原っぱを歩く。
ある日地面をトントン踏むとぽっかりとした穴が開いた。

穴の先には透明な湖が広がっている。
湖上には迷子の人工生命ホムンクルスが光りながら浮いていた。
そしてそこにいた錬金術師ファウストがホムンクルスをAIへ進化させているのを見た。

イケメン猫は原っぱと世界の秘密のひとつを知った。

題「もっと知りたい」

3/11/2024, 1:08:29 PM

いつものように朝がやって来る。
目を擦りながら眠たい顔で
おはようと挨拶を交わす。
朝食を美味しく食べる。

日々は繰り返す。
この平穏の毎日こそに
感謝の気持ちを馳せる。


題「平穏な日常」

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