花畑の真ん中にいる君

君は花よりも可憐だ

綺麗だねと、目を輝かせる君を見て

君の方が綺麗だと思っているよ

口に出せば君はカラかって！と拗ねるから

何も言わないけど

僕はこの世で君が一番綺麗だと思っているよ

厚い雲が空一面を覆う

今にも雨が降りそうだ

目の前の君は黙り込む

辛そうな表情の君

何が君を追い詰めるのか

あの時、君が別れ話をするなんて

想像すら出来なかった


突然のさよならに

大雨が降った

空が泣いた、そして僕も泣いた

通知音が鳴るたびにドキリとする

ロック画面に表示される名前が

君であってほしいと願う


君からのLINEをずっと待っている

僕は君を求めている

君と僕の関係は恋人だったのかな

あんなに燃え上がった二人だったのに

別れてしまえば、ただの他人に戻り

何もなかったように日常は過ぎる


あの時の二人は確かに愛し合っていたよね

君は僕を好きでいてくれたよね…

僕は今でも君が好きだよ

この先、君以外を好きになる事はない

これからも君だけを愛すよ

この命が燃え尽きるまでね

君との記憶を時々取り出してみる

君はいつだって愛らしく

僕を幸せにしてくれる

君の寝息を聞きながら

君をそっと抱き寄せた

君のぬくもりを思い出す

夜明け前の静かなひと時