7/28/2023, 11:27:49 AM
年に一度のお祭りの日
去年より綺麗になった君
いつもいつも驚かされる
立ち止まったままの僕が
いつか置いていかれやしないかと
ひとつ不安を心に残して
今年も、君の隣にいられる奇跡を噛みしめる
(お祭り)
7/26/2023, 11:38:53 PM
道行く人のたった一言
"ここに花が咲いていたら"
それを叶えることが
誰かのためになるならばと
始まりはそんな些細なことだった
長い時間をかけ作り上げた景色のなかで揺れる花々が
私に生きていていいのだと言っている気がした
(誰かのためになるならば)
7/25/2023, 12:40:11 PM
鳥かごの中で歌う君
もうとっくに逃げ出せることを
君はわかっているはずなのに
どうして?なんて聞いてみても
ただ歌い続ける
嬉しそうに、時々、悲しそうに
いつまでもそんな姿を見ていたいと
僕の願いが縛り付けているのだろうか
(鳥かご)
7/24/2023, 12:02:53 PM
大切に、大切にしてきたはずだ
君との友情を、僕は宝物のように思っていた
それなのに、どうして
裏切られた思いだけど、裏切りとは違う
無かったことにしたいかといえば、そんなことはない
それでも、この先どんな風に君との時間を過ごせばいいのか
今の僕にはわからない
(友情)
7/23/2023, 11:14:56 AM
いつもの散歩道
通りに季節の花咲いて
思い出すのは君の声
どうして、一緒に見られないんだろう
どうして、隣に君の温度がないんだろう
嫌というほど思い知っているはずなのに
罪のない植物に恨めしい視線を向けた
(花咲いて)