4/13/2023, 1:07:35 PM
待ちに待った快晴に、思わず顔が綻んだ
こんな日のために造った天文台に登る
午前2時、大地は闇に包まれ、空には光が輝いて
遥か彼方の星の間に
君を乗せた船が浮かぶ
(快晴)
4/12/2023, 1:00:50 PM
手をつないで一緒に歩いていた
気づけば君は先を歩いて、僕はあとを追いかけた
君が走らせる自転車の後ろに乗って、大声で歌を歌っていた
発進する電車を追いかけて、僕は一秒でも近くの空間に居ようとした
いつの間にか別の道を歩むと決めた君が、見えないくらい遠くの空へと飛び去っていくのを僕は見ていた
(遠くの空へ)
4/11/2023, 12:52:07 PM
優しい色をした柔らかな唇から
鋭く細い刃が飛び出して
真っ直ぐに僕の胸を突き刺した
君の気持ちなんて、僕は少しも分かっちゃいなかったんだ
こんなことになるまで気が付かないなんて
思い知った自分の愚かさは、言葉にできないほどだった
(言葉にできない)
4/10/2023, 10:30:41 AM
二人並んで眺める風景は、まさに春爛漫
君と出会ってから巡ってきたこの季節は三度目
こうして変わらず居られることは奇跡のよう
何度も何度も危機に瀕したけれど
僕達は乗り越えてきた
これからもいつ終わるとしれない時間を
続くと信じて歩んでいく
(春爛漫)
4/9/2023, 2:18:47 PM
君が抱える痛みは、誰よりもずっと大きいはずなのに
そんな素振りは見せない、見せてくれない
僕にだけさらけ出してくれたり、しないかな
どんな形でも君の特別になりたい
こんなに近くにいるのに
弱音の一つも僕には与えてくれない君を
どうしたって諦めることができないでいる
(誰よりも、ずっと)