昔の話
中学校を受験する仲の良かった友達がいた

彼の受験を応援していたあの時の私は
6年生に上がる前に、ひとつの約束をした

君が受験に合格するまで
泣かないよ

次泣く時は、合格の嬉し涙だ


「泣かないよ」

きっと人生を豊かに歩んだ最期。
如何に終わりを迎えるか。
死んだ後には何があるのか。
虚無であれば、今まで何をしてきた、積み上げてきたかが無になる。

圧倒的な無。

いずれそこに向かうことを迎え入れ、人生を終えた人の瞳。

それはきっと...

安らかな瞳

物心つく前から知り合いで、今は親友の彼に去年、彼女ができた。
⠀
当然祝福すべきこと。
俺も彼が幸せなのは当然嬉しい。
⠀
ここまで約5、6年程。
俺と彼は隣で歩いてきた。
⠀
その場所は彼女に明け渡そう。
⠀
俺はその反対側に立とうかな。

末長くお幸せに。


ずっと隣で

もっと知りたい


知るとは、興味が広がること。
きっと人生の楽しみの幅が広がる
でも、
まだ抜け出せない。
現状から前に進めない。
怠惰な生活。

俺は進めないことを知る今日