(もう二度と。)🦜
あのね
僕の巣立ちの事・・・
なんだけどね。🦜
「僕の、巣立ちの時は
巣立ちと云うより
落下したんだね。
其れでも、痛さを堪えて
天敵に見付からない様に
草むらの中に隠れなければ
為らなかつたんだよ。」
(でも)
✣頭から落ちたから
痛くて僕の力では
草むらに入れ無かったんだね。🦜
《普通なら天敵に襲われるんだけど》
❞突然、つむじ風が吹いて
僕を、草むらの中に
吹き飛ばしたんだよ。❝
✷もう二度とあの
怖い思いはしたくないけど。🦜
【僕が落下した事と、つむじ風は
僕が眷属として
(八風吹けども動ぜす。)の
心掛けを 思い知らせる
如来様。の計らいだったんだね。】
🦜🦜🦜
(曇り。)🦜
あのね
僕の・・・・
体温は、常に40℃位は
有るんだね。🦜
✣だから小雨位なら
平気なんだけど・・・
大雨だと飛べるけど
とても辛いんだよ。🦜
(だから)
【雨の時は、雨宿りするんだね。】
「うろこ雲は、上空の高い所に
発生し 雲の隙間が無くなつて
空の低い所が雲に覆われたら
《大雨の降る》サインだから
直ぐに、隠れる軒下を
探さなければいけない。」
❞以前、娘すずめ、しゃん。と
《雨宿り》した場所はね・・
とても狭くてピッタリ寄り添う
口実に成ったんだけど。❞
❣雨が止んでも、寄り添って
居たから・・・・
✷特別、物凄い。・白眼視を
されたんだんだよ。🦜
[今でも、夜中に魘される時が
有る位なんだから]🦜🦜🦜
(bye bye。)🦜
あのね
昨夜の事なんだけど
真夜中に
白鳥、しゃん。が
お別れの挨拶に
来たんだよ。🦜
✣突然の事で、僕は
寝ぼけながら
理由を聴くと
【此れから、北に帰る
北帰行、の途中為んだって。】
「渡り鳥は、方位を決める要因に
磁北極と太陽が作る角の
余弦値を少なくする為に
夜明け前に旅立つんだって。」
❝僕は、別れの挨拶をしたつもり
なんだけど、眠いから
何を話したか良く
覚えてないんだね。❞
❣白鳥、しゃん。は
宮城の塩土老翁神。の
眷属で
美しさの象徴なんだよ。🦜
✣今度 《白鳥理論。》のお話しを
するつもりだから、其れまで・・
(bye bye。)🦜🦜🦜
(君と見た景色。))🦜
あのね
景色には
ふたつ有るんだね。🦜
・人工的に創られた
綺麗な景色。
・大自然が創り出した
神秘的で畏怖を
感じる景色。
✣人工的な美しさは
雪景色で有名な
岐阜の白川郷。🦜
✣大自然で有名な
アメリカの
グランドキャニオン。🦜
(でもね)
「僕は、標高334mから市街地を
見降ろす[奇跡の夜景。]
と呼ばれる・・・。」
【北海道、函館の展望台で、
年頃に成ったら
許婚者の・娘すずめ、しゃん。に
プロポーズ、するつもりなんだよ。】
❝いつの日か、年老いた僕達が
君と見た景色、なんだと
思い出す日か必ず
来ると信じて居るからなんだね。❞
🦜🦜🦜
(手を繋いで。)🦜
あのね
僕は・・・
お父しゃん、と お母しゃん、に
育てられて羽根が
生え揃ってから
優しい、叔父しゃんに、
出会ったんだよ。🦜
✣だから、最初から
手乗り雀では 無いんだね。🦜
✣遊び過ぎて、お家に帰れず
お腹をすかして凍えて
居る所を助けられたんだよ。🦜
✣最初は怖くて、暴れたり
噛みついたりしたんだね。🦜
❞でも、辛抱強く優しくして
くれたから今では・・・
【手乗り雀。以上の関係なんだよ。】
❝僕は、神使い。でも有るから
叔父、しゃん。の未来の危険が
知る事が出来るだよ。🦜
《その時は。》
僕が、手に乗って 指先を
強く握って教えてあげるんだね。❞
❣本来ならしてはいけないんだけど。
【剛毅果断。】
生命の恩人へのお返しなんだよ。🦜🦜🦜