(行かないで。)🦜
僕が・・・ね、
何時も傍に
居て欲しい。🦜
・優しい、叔父さん。の
お家が建て替えで、🦜
・家が出来あがるまで
しばらく
会え無いんだよ。🦜
・僕は寂しいし、
行かないで欲しいんだ。🦜
(でもね。)
「新しい、お家にはね
僕が、自由に出入り
出来るお部屋が
有るんだよ。」🦜
✣今度のお部屋はね
今迄の狭い
お部屋と違って
とても広いんだね。🦜
✣だから
今度・・・
娘すずめ、しゃんと
一緒に遊びに行って
叔父さん、に
紹介するんんだよ。🦜
【これは、まだ 叔父さん。
には、内緒にしてね。】
《きっと、びっくりよ。》
たぶん。
(どこまでも続く青い空。)🦜
僕は・・・ね、
青い空に
深い思い出が
有るんだよ。🦜
(それはね)
「僕が、始めて飛べる
様に成ってからね。🦜
どこまでも続く空を
遊び飛んで、疲れて
お家に帰る時に、🦜
・道に迷って
行き倒れに、成った
人間、しゃん。を
見つけたんだよ。」🦜
✣どうしましたか。と
聞いたら、道に迷って
困って居ると
言うんだね。🦜
✣だからね、
僕が、道案内して
あげたんだよ。🦜
《そしたらね。》
【お礼に、《カステラ。》と、
言う名前の食べ物を
貰ったたんだけど其れがね。
・僕の、食べた事の無い甘くて、
不思議な味に、
感動して・涙が出たんだよ。】
❝あの味は、一生忘れられないし
神様にも、褒められたんだよ。❞
(もう一度食べたいな〜。)
(衣替え。)🦜
僕は・・・ね、
もう衣替えは
済んだよ。🦜
・めっきり・朝、夕、
寒く成ったし、🦜
・来れから、寒さの
厳しい冬に備えて。🦜
《換羽したんだよ。》
「でも、これが大変
なんだね。
・夏の羽根を抜いて
冬の羽根に
変えるんだけど。🦜
・人間、しゃん。みたいに
服を変える様
に出来無いからね。🦜
✣衣替えの、途中は
羽根が少なくなるから
上手く飛べ無いから。🦜
✣天敵に見つから無い様に、
隠れて居ないと
とっても 危ないんだよ。🦜
[でも、衣替えの終えた、
すずめ、・・はね。]🦜
【 ❝ふくら雀❞。と言って
とっても、縁起が良くて
喜ばれるんだよ。】
(声が枯れるまで、)🦜
あのね
僕は、まだ幼い
小雀だから
・余り大きな、声は出せ無い。🦜
・お母しゃん。に、
ご飯をねだる、
時・・位かな。🦜
(でもね)
「一度だけ、
声が枯れるまで
大きな声を
出した事が有るんんだよ。」🦜
《それはね》
✣僕が、物凄く大きな、
真っ黒で鋭い
眼をした、カラスに
食べられそうに
成った時なんだね。🦜
✣僕は、怖くて、恐くて。
力いっぱい声を、
出した処で
❞眼が覚めたんだよ❝。🦜
【そうなんですよ。
悪夢でした。】
❣此の話は、娘すずめ、しゃん。
には、絶対内緒
にしてね。🦜
《お願い。🦜》
(始まりはいつも。)🦜
僕は・・・・ね。
何をしても
始めは、上手く
出来無いんだね。🦜
《不器用、なのかな。》
・巣立ちの時は、巣から
飛べずに地面に落ちたし。🦜
・始めて、飛べたら
途中で力尽きて
池の中に落ちちゃった。🦜
(でもね。)
「僕は・・・諦めか悪いんだね。🦜
世の中には、都合が
悪くなると、
❞自分から、身を引く。❝
聞こえの
いい言葉を言うけど。
・僕は絶対に、言わないし
辞め無い。」🦜
[僕は、幸せを運ぶ鳥に
成りたかった。]🦜
✣始めは、上手く
出来無なかったし、
❝身の程知らず❞。・・とも
言わたけど、次第に
成長して云ったから。🦜
【今では、一人前以上の、幸せを
運ぶ、眷属に成れたんだよ。】