(秋晴れ。)🦜
僕達・・・すずめ、は
秋になると
群れを作るんだよ。🦜
・それは
厳しい寒さに
耐える為に
沢山食べなければ
いけない。🦜
(でもね。)
「食べる事に夢中に成って
危険な天敵が
近よって来たのが
解らないと大変だから、
・見張りをする雀が
必要なんだね。」🦜
✣見張りが
居るから、安心して
食べられる。🦜
【秋晴れの、
空の下で食べる
落ち穂は`・・。
食べ過ぎる位
美味しいし、楽しい。】
・少し恥ずかしいけど
・今日は、特別に僕が
大好きな、俳句を
紹介するね。🦜
《特別だからね。》🦜
❝戯れて、ついばむ空に・秋雀。❞
(忘れたくても忘れられない。)🦜
忘れたくても、
忘れられない物って
いろいろ、あるよね。🦜
・僕が、最初に見つけたのに
横取りされた、稲穂。🦜
・僕の大好きな
お昼寝する
とまり木が、風で
折れてしまった事。🦜
(でもね。)
「覚えたくてもね
覚えられ無い
事の方も、有るんだよ。」
✣僕が、眷属で幸せを
運ぶ時に
唱える呪文とかね。🦜
【でもね、今迄に一番に
忘れられない事はね
娘すずめ、しゃん。の
誕生日にプレゼントを
あげる約束を忘れて
娘すずめ、しゃん。が
しばらく
口を聞いてくれなく
成った時の事
なんだよ。】
❝これは、一生忘れられない。❞
(やわらかな光。)🦜
僕は、・・・ね
やわらかな光が
大好きなんだよ。🦜
・娘すずめ、しゃん。と
並んで
木の枝や、電線の上で
いろんな、お話を
するのが
楽しいからね。🦜
《でもね》
「今年の夏は、
突き刺さる様な
熱く、鋭い光の日が
多かったよね。」🦜
・その、夏の日、
何時もの様に
娘すずめ、しゃん。と
木の枝に、
並ぼうとしたらね。🦜
(熱いから・・・翼ちゃん。
あっちへ、行きなさいよ。)
と、言われちゃたんだよ。🦜
【女の子が、怒ると、
物凄く怖いと始めて思った。】
❞でも、今は秋の
やわらかな光の中で
仲良く将来の話を
しているんだよ。❝
(鋭い眼差し。)🦜
あのね。
僕は、小雀だから
鋭い眼差し、は
出来無い。🦜
もしも
鋭い眼差しを
しても・・・、
全然怖く無いよ。🦜
(でもね。)
「大鷹しゃん。や
隼しゃん。
みたいな、猛禽類。が
鋭い眼差しを
すると、物凄く
怖いんだよ。」🦜
《だけど。》
✣僕は・・ね、
鋭い眼差し、は
出来無いけど。🦜
【猛禽類が
絶対に、真似の
出来無い
・優しい眼差しが
出来るんだよ。】🦜
(高く、高く。)🦜
あのね
僕達、雀は・・・ね。
凄く臆病で、
人間しゃん、も怖いんだよ。🦜
(でもね。)
「人間しゃん、の中には
優しい人が居るし、
・雀の天敵も
人間しゃん、が怖いから
ちゃっかり、人間しゃん
の
傍で暮らして
居るんだね。」🦜
✣だから、
大鷲しゃん、みたいに
飛ぶ必要が無いんだよ。🦜
✣それと、雀の羽は
高く飛べる
羽根では無いんだね。🦜
【それでも、秋の澄みきった
蒼く広がる大空を
高く、高く。そして
自由に飛んでみたい時も
有るんだよ。】