(最初から決まっていた。)🦜
・僕だって・・・。
いつまでも
幼鳥で居られ無いし。🦜
・思春期に
なって
美しい恋雀が
欲く成って来たんだね。🦜
(そんな、時に。》
「偶然に
とっても、
可愛くて
・美しい
雌雀しゃんと
出会えたんだよ。」🦜
《それがね、
かつての
幼馴染みの
娘雀しゃん、だったんたよ。》
✣つまりね。
【ずっと昔に、
神様が決めた
許婚者だったんだね。】
(太陽。)🦜
僕は・・・ね。
・夏のギラギラした
太陽は、苦手だけど、🦜
・初夏の
優しい太陽は
大好きなんだよ。🦜
(それはね。)
「少しだけ
眩しくて
柔らかな
暖かい日差し
の中で
日向ぼっこを
するんだね。」🦜
✣雀は、喧嘩早い子、臆病な子、
好奇心の強い子。
みんなで、
《日向ぼっこを、するだよ。》
そうして。
《野生の中で
力強く生きている。🦜
【籠の中で飼われている
鳥しゃん、には
わかって、貰え無い
事なんだね。】
(鐘の音。)🦜
僕は・・・ね。
お寺の
鐘の音が、
・とっても
大好きなんだよ。🦜
(それはね。)
「鐘の音は
鳴り始まりは
大きな音が、時の
流れる事で・・
次第に小さくなって
やがて、消える。
《諸行無常》
を
表しているんだね。」🦜
✣僕も、生まれて
だんだん、大きくなって
やがて
老いて
消えて行く。🦜
✣それが・・。
【諸行無常。】
・自然の定め。・なんだね。🦜
(つまらない事でも)🦜
あのね。
僕の、・・。
鳴き方はね🦜
《チュン、チュン。》
と
鳴くけどね。🦜
(でもね。)
「本当に
うれしい時は、
《テゥ、テゥ。》
と
鳴くんだよ。」
✣此れは、
すごく
うれしい時で
極、偶にしか
鳴かないんだよ。🦜
【今度、
此れを聴いたら
好かれて
いるんだなって
想ってね。】
❝お願い。❞
(目が覚める前に。)🦜
僕達
すずめ、は・・・ね。
日の出前、15分前に
目覚めるんだけど。🦜
(悪夢を、見る事が
有るんだよ。)
・少し、信じられないけどね。
「起きがけに
威嚇の鳴き声を
出して
身を細くするんだよ。」🦜
✣人間しゃん、の側に
居るから
天敵の蛇なんか、
居ないのにね。
✣日が昇って
少し、安心したけよ。
《だけど。》
【一番、安心して
熟睡出来て
幸せなのは、
優しい、叔父さんの
手の中なんだけど、
叔父さんも仕事で
忙しいそうだから
僕は、
我慢しているんだよ。】